2.1.6 その他の注意事項
- 〈この項の構成〉
(1) ファイルの書き込み時の制約
-
複数のccbl2002コマンドによって,同時にプログラムがコンパイルされた場合,コンパイラが生成する次のファイルは,あとから生成されたファイルが有効になります。
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プログラム情報ファイル
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TDコマンド格納ファイル
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同時にカバレージ情報の蓄積をした場合,プログラムの終了後にプログラム情報ファイルに書き込みを同時にすると,エラーになる場合があります。
(2) 作業用ファイルについて
COBOL2002では,テストデバッグ時に作業用ファイルを生成して使用しています。作業用ファイルは,次の表にあるディレクトリに,先頭に「CBLTD」,その後ろに任意の文字列が付いたファイル名で生成されます。テストデバッグ時に強制終了した場合など,作業用ファイルが正しく削除されないことがあります。そのときは,OSのコマンドなどを使用して削除してください。
OS |
出力ディレクトリ |
---|---|
AIX |
/tmpディレクトリに生成されます。ただし,環境変数TMPDIRを指定したときは,環境変数TMPDIRに指定したディレクトリに生成されます。 |
Linux |
/tmpディレクトリに生成されます。 |