8.1.2　TDコマンド格納ファイルの構成と出力先

〈この項の構成〉

(1)　TDコマンド格納ファイルの構成

TDコマンド格納ファイルは，COBOLソースファイル単位に生成されます。指定するコンパイラオプションと，生成されるTDコマンド格納ファイル（.tdiまたは.tds）との関係を次に示します。

表8‒1　コンパイラオプションとTDコマンド格納ファイルとの関係
指定するコンパイラオプション	生成されるファイルの名称とその内容
-TestCmd,Full -TestCmd,Full　-TestCmd,Break -TestCmd,Full　-TestCmd,Sim -TestCmd,Full　-TestCmd,Break　-TestCmd,Sim	a.tdi（中断点情報，シミュレーション情報）
-TestCmd,Break	a.tdi（中断点情報）
-TestCmd,Sim	a.tds（シミュレーション情報）
-TestCmd,Break　-TestCmd,Sim	a.tdi（中断点情報） a.tds（シミュレーション情報）

注1: 生成されるファイルの名称は，COBOLソースファイル名をa.cblとしたときの例で示しています。
注2: -TestCmd,Fullコンパイラオプションと同時に指定された-TestCmd,Break，および-TestCmd,Simコンパイラオプションは無効となります。
注3: -TestCmd,Break，および-TestCmd,Simコンパイラオプションを同時に指定したときに出力される.tdiファイルには，シミュレーション情報を一括入力するための #INCLUDEコマンドが追加になります。
注4: TDコマンドはCOBOL原始プログラム単位に作成します。

TDコマンド格納ファイルの出力先は，環境変数CBLPIDIRで指定します。環境変数の指定がない場合は，カレントディレクトリに出力されます。