COBOL2002 使用の手引 操作編


6.2.7 カバレージ情報の操作

次の方法で,プログラム情報ファイルのカバレージ情報を操作できます。

カバレージ情報の操作には次の機能があります。

詳細は,「7.5 カバレージ情報の操作」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) カバレージ情報の0%化

実行が済んだ文を未実行文に戻します。再度のテストが必要な場合,蓄積したカバレージ情報を0%に戻すときに使用できます。

次のカバレージ情報が0%になります。

(2) 差分カバレージ情報の0%化

差分に含まれる実行が済んだ文をすべて未実行文に戻します。次のカバレージ情報が0%になります。

(3) 差分カバレージ情報のクリア

差分の対象となる文を差分とみなさないようにします。次の情報が0になります。

(4) カバレージ情報のマージ

複数のプログラム情報ファイルのカバレージ情報を,一つのプログラム情報ファイルへマージします。実行環境をコピーして複数のテスト環境を作成して別々に蓄積したカバレージ情報を,一つのプログラム情報ファイルにマージするときに使用できます。マージするプログラム情報ファイルのコンパイル時間は,すべて同じである必要があります。

注意事項

カバレージ情報の操作は,プログラム情報ファイルの単位で行います。プログラム情報ファイルに複数の翻訳単位がある場合は,すべてを対象にします。