COBOL2002 使用の手引 操作編


2.4.4 共通例外を発生させるプログラムのテストデバッグ

プログラムで共通例外が発生したあとのプログラムの動きは,COBOLの言語仕様に従います。

共通例外の詳細については,マニュアル「COBOL2002 使用の手引 手引編」の共通例外処理の説明を参照してください。

共通例外が発生し伝播が起きることによって,共通例外が発生した実行時要素を呼び出した実行時要素の手続き部の宣言部分が実行される場合があります。このとき,共通例外が発生した実行時要素の出口を通過してから,手続き部の宣言部分が実行されます。次の機能が設定されているときは,実行時要素の出口では対応する機能がそれぞれ動作します。

注意事項

テストデバッグの対象となるプログラムで実行時エラーが発生してKCCC0015R-Sのメッセージを表示した場合,KCCC1207T-Iのメッセージが示す行番号は,KCCC0015R-Sのメッセージが示す共通例外を引き起こした文の行番号となります。また,そのときにDISPLAY POINTコマンドで表示される文番号は,共通例外を引き起こした文番号となります。