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COBOL2002 使用の手引 手引編


36.9.2 シグナルの登録と回復

-DebugInf,-DebugInf,Trace,-DebugCompati,-DebugData,-TDInf,-CVInf,-DebugRangeオプションと-MultiThreadオプション(マルチスレッド対応COBOLプログラム)指定によるシグナルの登録と,COBOLプログラム終了時のシグナルの回復について,次に示します。

コンパイラオプション

COBOLのシグナル登録/回復

-DebugInf

-DebugInf,Trace

-DebugCompati

-DebugData

-TDInf

-CVInf

-DebugRange

-MultiThread

シグナル登録

シグナル回復

あり

あり

登録あり

シグナルは,すべてのスレッドで有効

回復なし

なし※2

登録あり

回復あり

なし※1

登録なし

あり/なしが混在

あり

登録あり

シグナルは,すべてのスレッドで有効

回復なし

なし※2

登録あり※3

回復あり※3

(凡例)

−:該当しない

注※1

-DebugInf,-DebugInf,Trace,-DebugCompati,-DebugData,-TDInf,-CVInf,-DebugRangeオプションを指定しないプログラムだけが動作した場合です。

注※2

-MultiThreadオプションを指定しないマルチスレッド非対応のCOBOLプログラムだけが動作した場合です。

注※3

-DebugInf,-DebugInf,Trace,-DebugCompati,-DebugData,-TDInf,-CVInf,-DebugRangeオプション指定プログラムが初めて動作したときにCOBOLがシグナルを登録し,COBOLプログラム終了時シグナルが回復します。