6.10.2 ラージファイル入出力機能でのファイルの共用
ラージファイル入出力機能を使用した場合,LOCK MODE指定は無視され,ファイルシェア機能は無効となります。また,INPUTモードで開いた場合でも,他プロセスからのレコード施錠はエラーとなります。
ラージファイル入出力機能を使用した場合の入出力動作は次のとおりです。
(1) 先行プロセスでラージファイル入出力機能を使用する場合
後行プロセス |
先行プロセス |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|
ラージファイル 入出力機能 |
OPENモード |
OPENモード |
||||
INPUT |
OUTPUT |
I-O |
EXTEND |
|||
使用する |
OPEN |
INPUT |
○ |
× |
× |
× |
OUTPUT |
× |
× |
× |
× |
||
I-O |
× |
× |
× |
× |
||
EXTEND |
× |
× |
× |
× |
||
使用しない※1 |
OPEN※2 |
INPUT |
○ |
× |
× |
× |
OUTPUT |
× |
× |
× |
× |
||
I-O |
○ |
× |
× |
× |
||
EXTEND |
× |
× |
× |
× |
||
READ※3 |
WITH LOCK |
RE |
− |
− |
− |
|
WITH NOLOCK |
○ |
− |
− |
− |
||
REWRITE※3※4 |
○ |
− |
− |
− |
(2) 先行プロセスでラージファイル入出力機能を使用しない場合
「7.2.4 各実行単位の施錠形式」に従います。
ただし,後行プロセスでラージファイル入出力機能を使用する場合は,LOCK MODE指定なしの動作となります。