36.6 添字,指標の繰り返し回数,制御変数チェック
-DebugCompatiまたは-DebugRangeオプションを指定してコンパイルしたプログラムの実行時,次のエラーが検出されると,メッセージが出力され,実行が中止します。
なお,-DebugCompatiオプションおよび-DebugRangeオプションについては,「32.5.9 デバッグの設定」の「(3) -DebugCompatiオプション」および「(7) -DebugRangeオプション」を参照してください。
(1) -DebugCompatiオプション指定時
-
表操作で使用する添字または指標名が指す表要素が表の範囲外である。
-
部分参照の指定がデータ項目の範囲外である。
-
プログラム間で整合性が取れていない。
(2) -DebugRangeオプション指定時
-
表操作で使用する添字または指標名の値が各次元の繰り返し回数の範囲外である。
-
部分参照の指定がデータ項目の範囲外である。
(3) 注意事項
-
-DebugCompatiまたは-DebugRangeオプションを指定すると,一部の例外名に対するTURN指令が無効となります。詳細は「21.8.2 例外検出での注意事項」の「(4) コンパイラオプションとの関連性」を参照してください。
-
COBOL2002では,-DebugCompatiまたは-DebugRangeオプションよりも,例外名EC-BOUND-REF-MOD,またはEC-BOUND-SUBSCRIPTでの,添字,指標の繰り返し回数,制御変数チェックの使用を推奨します。