COBOL2002 使用の手引 手引編


33.1.3 リポジトリファイルに格納される情報と適合チェック

リポジトリファイルには,関数定義,クラス定義,およびインタフェース定義のシグニチャ(定義情報)が格納されます。COBOL2002コンパイラは,コンパイル時にリポジトリファイルを使用して,次の適合チェックをします。

関数定義の場合

参照元の引数と参照先の返却項目の適合がチェックされます。

クラス定義およびインタフェース定義の場合

オブジェクトの適合がチェックされます。このとき,メソッド定義を呼び出すときの引数と返却項目の適合についても,チェックされます。

適合していれば,実行時に関数定義やメソッド定義を呼び出せます。引数と返却項目の適合については,マニュアル「COBOL2002 言語 標準仕様編」 「10.7 引数と返却項目の適合」を参照してください。また,オブジェクトの適合については,マニュアル「COBOL2002 言語 標準仕様編」 「5.2.7 適合とインタフェース」および「20 オブジェクト指向機能」を参照してください。