COBOL2002 使用の手引 手引編


23.2.6 コネクション

コネクションは,CONNECT文によって接続を確立します。CONNECT文で指定する接続先データベース名は,データソース名を指定します。

データソースはODBCドライバマネージャ経由でアクセスできるように登録されていなければなりません。データソース名を省略したときは,デフォルトデータソース(default)を仮定します。

CONNECT文で指定する接続文字列については,ODBCドライバ提供元のマニュアルなどを参照してください。

(例)

次のCONNECT文は,同じデータソースに対しての接続を要求します。

  • データソース名を使用する方法

       MOVE 'USER1' TO ODBC-UID.
       MOVE 'USER1' TO ODBC-PWD.
       MOVE 'SAMPLE' TO ODBC-DSN.
       EXEC SQL
         CONNECT :ODBC-UID
           IDENTIFIED BY :ODBC-PWD
           USING :ODBC-DSN
       END-EXEC.
  • 接続文字列を使用する方法

       MOVE 'DSN=SAMPLE;UID=USER1;PWD=USER1;'
         TO ODBC-CONN.
       EXEC SQL
         CONNECT TO :ODBC-CONN
       END-EXEC.