13.7.1 ラージファイル入出力機能の指定方法
COBOL入出力サービスルーチンでのラージファイル入出力機能は,ファイル編成が順編成ファイルのときに有効になります。
COBOL入出力サービスルーチンにラージファイル入出力機能を適用するには,次の方法があります。
(1) ファイル単位に指定する方法
ファイルごとにラージファイル入出力機能を適用するには,管理情報インタフェース領域のラージファイル対応オプションにCBLCOM_LARGEFILEを指定します。
環境変数CBLLARGEFILEにYESを指定したとき,ラージファイル入出力機能を適用しないファイルに対しては,CBLCOM_NOLARGEFILEを指定してください。
(2) 実行単位中のすべてのファイルに指定する方法
実行単位中のすべてのファイルにラージファイル入出力機能を適用するには,次の方法があります。
-
環境変数CBLLARGEFILEにYESを指定する。この場合,管理情報インタフェース領域のラージファイル対応オプションには,CBLCOM_ENVLARGEFILEを指定する。
-
すべてのファイルに対して,管理情報インタフェース領域のラージファイル対応オプションにCBLCOM_LARGEFILEを指定する。
(3) 環境変数CBLLARGEFILEとラージファイル対応オプションの組み合わせ
環境変数CBLLARGEFILEと管理情報インタフェース領域のラージファイル対応オプションの組み合わせを次の表に示します。
ラージファイル対応オプション |
環境変数CBLLARGEFILE |
|
---|---|---|
YES |
指定なし |
|
CBLCOM_ENVLARGEFILE |
○ |
× |
CBLCOM_NOLARGEFILE |
× |
× |
CBLCOM_LARGEFILE |
○ |
○ |