COBOL2002 使用の手引 手引編


4.1.1 連絡節のデータ領域

連絡節のデータ領域には,仮引数や返却項目を記述します。

ソース要素の連絡節のデータ領域に記述された仮引数や返却項目は,要素が呼ばれるとき,呼ばれる側の要素,呼ぶ側の要素の両方から参照されます。指標名の場合,呼ばれる側の指標名と呼ぶ側の指標名は,別の指標名(領域)を参照します。

連絡節は,ソース要素が呼び出され,呼び出し先の要素の手続き部見出しにUSING/RETURNINGが指定されている場合だけ有効となります。

連絡節は,節の見出し,およびそれに続く77レベル記述項やレコード記述項から構成されます。

連絡節の言語仕様については,マニュアル「COBOL2002 言語 標準仕様編」 「9.6 連絡節(LINKAGE SECTION)」を参照してください。

連絡節の記述例を,次に示します。

図4‒1 連絡節の記述例

[図データ]