9.4.2 OLE2オートメーションのテストデバッグ
[データの操作]メニューから[データ値の表示]を選ぶか,DISPLAY DATAコマンドで,OLE2オートメーション機能のためのデータに対して,次の操作ができます。
詳細については,「10.13.1 データ値の表示」,または「12.4.8 DISPLAY DATA(データの値表示)」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) バリアントデータ項目の値の表示
バリアントデータ項目は,データの型とVARIANT値を表示できます。
VARIANT値は,OLE2(Object Linking and Embedding 2)のVARIANTARG構造体のvtの値を表示するものです。バリアントデータの型を次に示します。バリアントデータの型がブールのときは,TRUE,FALSEを表示します。バリアントデータの型がその他のときは,VARIANT値を16進で表示します。
データの型 |
VARIANTARG構造体のvtの値 |
---|---|
整数型 |
2 |
長整数型 |
3 |
単精度内部浮動小数点型 |
4 |
倍精度内部浮動小数点型 |
5 |
通貨型 |
6 |
日付型 |
7 |
文字列型 |
8 |
ブール型 |
11 |
EMPTY |
0 |
NULL |
1 |
オブジェクト型 |
9 |
その他 |
上記以外(16進で表示) |
- 注意事項
-
データ監視条件にバリアントデータ項目を指定したときは,バリアントデータ項目の値を監視します。VARIANT値は監視しません。