1.9.7　CSVファイル入出力時のエラーチェック

(1)　CSVファイルのアクセス権に関するチェック

CSVファイルのアクセス権に関するメッセージを次に示します。メッセージが表示された場合は，CSVファイルのアクセス権を見直してください。

表1‒6　CSVファイルのアクセス権に関するメッセージ

メッセージ	原因
"CSVファイルの絶対パス"をオープンできません。	アクセス権がないCSVファイルを入力した。
指定されたプロジェクトマスタ情報ファイルに書き込み権限がありません。	アクセス権がないCSVファイルを出力ファイルに指定した。

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(2)　CSVファイルの内容に関するチェック

エラーチェックはCSVファイルの先頭から開始し，最初のエラーを検出した時点で，エラーメッセージを表示して入力処理が終了します。

エラーチェックの項目を次に示します。

セクション

• セクション開始行キーワードとセクション終了行キーワードが対で指定されているか

• セクション間で指定されている順序が正しいか

• 指定されている数が正しいか

• セクション内のエントリ行に過不足はないか

エントリ行

• 属性名が正しいか

• 属性値が正しいか

CSVファイルのエラーを検出した場合，メッセージボックスには次に示すエラーが表示されます。

CSVファイルの内容に関するメッセージを次に示します。メッセージが表示されたら，不具合を解消するようにCSVファイルを修正するか，CSVファイルの出力からやり直してください。

表1‒7　CSVファイルの内容に関するメッセージ（セクションに関するエラー）

メッセージ	原因
Section-nameセクションがありません。※1※2	セクション開始行のキーワードがない。
[Section-name_END]がありません。※1※3	セクション終了行のキーワードがない。
セクション指定行が不正です。※2	セクション指定行がキーワードだけになっていない。
セクションの指定順序が不正です。※3	セクションの指定順序が間違っている。
Section-nameセクションは1つだけ指定できます。※1※2	セクションの指定回数が規定数より多い。
エントリの指定が重複しています。※4	エントリ行が規定数より多い。
エントリの指定が不足しています。※3	エントリ行が規定数より少ない。

表1‒8　CSVファイルの内容に関するメッセージ（エントリ行に関するエラー）

メッセージ	原因
属性名が不正です。※1	属性名が間違っている。
エントリの指定が不正です。※2	指定が必須の属性値が指定されていない。
ファイル名の指定がない，無効な文字 ¥ / ： * ? " < > ｜ @を含むファイル名，ピリオドとスペースで終わるファイル名，または，256文字以上のファイル名は，指定できません。※3	ファイル名やフォルダ名が間違っている。
フォルダのパスの指定がないか，指定が260以上となっています。※3	フォルダのパスの指定がないか，260文字以上指定されている。
属性値が不正です。※1	ファイル名やフォルダ名以外の属性値が間違っている。

表1‒9　CSVファイルの内容に関するメッセージ（セクションおよびエントリに共通するエラー）

メッセージ	原因
セクションまたはエントリが1けた目から始まっていません。※	1けた目から指定されていない。

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