COBOL2002 操作ガイド


17.1.1 COBOL2002情報抽出ツールとは

COBOL2002情報抽出ツールは,バイナリファイル中のCOBOL2002の情報を抽出するツールです。COBOL2002のCOBOLプログラムで障害が発生した場合に,このツールを使用することで調査に有効な資料が抽出でき,障害調査の効率が向上します。

COBOL2002情報抽出ツールの入力ファイルと抽出できる情報の対応を次の表に示します。

表17‒1 COBOL2002情報抽出ツールの入力ファイルと抽出できる情報の対応

入力ファイル

抽出できる情報

プロセスダンプ

  • COBOL製品のバージョン

  • 最終実行COBOLプログラム

  • 最終実行文の行番号

  • 実行中プログラム

  • 実行済みプログラム

  • システムトレースバック

  • データ領域のダンプ

  • 実行可能ファイル(.exe)

  • DLLファイル(.dll)

  • COBOL製品のバージョン

  • コンパイル日時

  • コンパイラオプション

  • シンボル情報

  • 関連DLL一覧

  • オブジェクトファイル(.obj)

  • 標準ライブラリ(.lib)

  • COBOL製品のバージョン

  • コンパイル日時

  • コンパイラオプション

  • 順編成ファイル(可変長)

  • 相対編成ファイル

  • COBOL製品のバージョン

  • ファイル編成

  • ファイル作成日時

  • 最大レコード長,最小レコード長

  • 相対編成の最大スロット番号