COBOL2002 操作ガイド


13.1.7 その他の注意事項

〈この項の構成〉

(1) ファイルの書き込み時の制約

(2) プログラム情報ファイルのエラーについて

(3) カバレージで動作させるプログラムについての注意事項

カバレージは,デバッグ対象プログラムを自身と同じ権限で動作させます。

このため,カバレージを標準権限で起動させた場合と,管理者権限で起動させた場合とで,権限の違いによって実行結果が変わることがあります。また,カバレージは,デバッグ対象プログラムを実行させたい権限で実行しなければなりません。特に,デバッグ対象プログラムに管理者権限を設定している場合は,必ずカバレージを管理者権限で実行しなければなりません。標準権限で実行した場合は,デバッグ対象プログラムの起動に失敗します。

デバッグ対象プログラムの実行権限について,次に示します。

表13‒4 デバッグ対象プログラムの実行権限

カバレージの実行権限

デバッグ対象プログラムの設定

標準権限

管理者権限

標準権限

標準権限で動作する

起動に失敗する

管理者権限

管理者権限で動作する

管理者権限で動作する