COBOL2002 操作ガイド


7.5 データ項目の編集

レコード定義ウィンドウでデータ項目を編集する操作を説明します。

〈この節の構成〉

(1) データ項目の選択

(a) 単数選択

  1. 任意の項目をクリックする。または[↑]キー,または[↓]キーでカーソルを移動させる。

(b) 複数選択(範囲選択)

  1. 選択する最初のデータ項目をクリックする。

  2. [Shift]キーを押したまま,最後のデータ項目をクリックする。または[Shift]+矢印キーで最後のデータ項目を選ぶ。

    最初から最後の項番までのすべての項目が選択状態になります。

(2) データ項目の挿入

  1. 挿入したい位置の項目を選ぶ。

  2. [編集]メニューから[挿入]を選ぶ。または,[Insert]キーを押す。

指定したデータ項目の直前に新しいデータ項目が挿入されます。

挿入されるデータ項目の初期値は,"レベル番号 FILLER PIC X(1)."です。レベル番号は,指定したデータ項目のレベル番号と同じになります。

(3) データ項目の属性の編集

データ項目の属性を編集するには,レコード定義ウィンドウから編集するデータ項目を選び,属性設定ウィンドウで属性を定義します。

  1. レコード定義ウィンドウから編集するデータ項目を選ぶ。

    選んだデータ項目の属性が属性設定ウィンドウに表示されます。

  2. 属性設定ウィンドウでデータ項目の属性を設定する。

  3. [Tab]キーを押す。

    設定した属性情報が指定したデータ項目に反映されます。

(4) 文字列の複写

データ項目の属性を編集するとき,データ名や初期値など,既存のデータ項目の一部を複写して編集できます。ただし,この場合,複写先の該当する文字列は上書きされるので注意してください。

  1. レコード定義ウィンドウから複写元のデータ項目を選ぶ。

    選んだデータ項目の属性が属性設定ウィンドウに表示されます。

  2. 属性設定ウィンドウから複写したい文字列を選ぶ。

    データ名,初期値などの欄から,複写したい文字列の一部またはすべてを選びます。

  3. [編集]メニューの[コピー]を選ぶ。

  4. 複写先のデータ項目を選ぶ。

  5. [編集]メニューの[貼り付け]を選ぶ。

  6. [Tab]キーを押す。

    複写先のデータ項目中のデータ名,初期値などが指定した文字列で上書きされます。

(5) データ項目の移動

移動の操作は,「6.4.1 基本的な編集操作」を参照してください。

注意事項

(i) マウス操作の場合
  • データ項目の項番をマウスでポイントします。移動先は,マウスのボタンを離した位置のデータ項目の直前になります。

(ii) メニュー操作の場合
  • データ項目を移動するには,データ項目を選びます。

  • 文字列を移動するには,データ名称を選びます。

(6) データ項目の複写

複写の操作は,「6.4.1 基本的な編集操作」を参照してください。

注意事項
  • 複写は,[編集]メニューの[コピー]および[貼り付け]を使用して操作します。

  • データ項目を複写するには,データ項目を選びます。

  • 文字列を複写するには,データ名称を選びます。

(7) データ項目の削除

削除の操作は,「6.4.1 基本的な編集操作」を参照してください。

(8) データ項目の検索

検索できるのは,文字列を値に持つデータ名称だけです。

  1. [編集]メニューから[検索]を選ぶ。

    次に示すダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

  2. 検索したい文字列を入力し,大文字と小文字を区別して検索するかどうかを指定する。

  3. [下検索]または[上検索]ボタンを選ぶ。

    • [下検索]

      カーソルがある位置から下方向に検索し,見付かった文字列の先頭にカーソルが移動します。

    • [上検索]

      カーソルがある位置から上方向に検索し,見付かった文字列の先頭にカーソルが移動します。

(9) データ項目の置換

置換名称だけです。

  1. [編集]メニューから[置換]を選ぶ。

    次に示すダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

  2. 置換前の文字列と置換後の文字列を入力し,大文字と小文字を区別して検索するかどうかを指定する。

  3. [検索]ボタンを選ぶ。

    カーソルがある位置から下方向に検索し,見付かった文字列の先頭にカーソルが移動します。

  4. [置換]または[全置換]ボタンを選ぶ。

    • [置換]

      文字列を置換後,カーソルがある位置から下方向に検索し,次に見付かった文字列の先頭にカーソルが移動します。

    • [全置換]

      置換前の文字列と一致するすべての文字列を置換して,最後に置換した位置にカーソルが移動する。

(10) データ項目の位置付け

レコード仕様定義ウィンドウの先頭に表示されるデータ項目を変更できます。

  1. [編集]メニューから[位置付け]を選ぶ。

    次に示すダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

  2. [項番]に表示したいデータ項目の項番を入力する。

  3. [OK]ボタンを選ぶ。

    指定した項番のデータ項目がウィンドウの先頭に表示されます。

    指定した項番のデータ項目がウィンドウに表示されていない場合は,ウィンドウに表示される位置まで画面がスクロールします。指定した項番のデータ項目がウィンドウの先頭に表示できる場合は,スクロールをして先頭に表示します。ウィンドウの先頭に表示できない場合は,スクロールが可能な位置まで画面をスクロールできます。

(11) 取消

  1. [編集]メニューから[取消]を選ぶ。

    直前の挿入または削除の操作が取り消されます。