COBOL2002 操作ガイド


7.3.2 ファイル仕様定義ウィンドウ

ファイル仕様を定義するウィンドウを次に示します。ファイル仕様定義ウィンドウは,ファイル定義ファイル(.flf)の数と同じ数だけ表示されます。

図7‒3 ファイル仕様定義ウィンドウ

[図データ]

ファイル仕様定義ウィンドウの[レコード情報]ボタンを選ぶと,次に示すダイアログボックスが表示されます。

[図データ]

ファイル仕様定義ウィンドウの[見出し情報]ボタンを選ぶと,次に示すダイアログボックスが表示されます。

[図データ]

ファイル仕様定義ウィンドウの[ISAM情報]ボタンを選ぶと,ISAMファイルを作成するためのダイアログボックスが表示されます。詳細は「7.6 ISAM情報」を参照してください。

次に,ファイル仕様定義で定義する項目について説明します。

項目は,キーおよびマウスで定義できます。また,ファイル仕様の定義時には,COBOLのシンタックスレベルのエラーがチェックされます。

ファイル名

COBOLプログラム内で使用するファイル名称を指定します。

ファイル編成

ファイル編成(順編成,相対編成,索引順編成,テキスト編成)を指定します。

レコード形式

次の形式からレコードの形式を指定します。

1  F     固定長
2  FB    ブロック化固定長
3  V     可変長
4  VB    ブロック化可変長
5  S     スパンド
6  U     不定長
レコード長

レコード形式が,F,FB,V,VBのときだけ指定します。

ISAMファイル作成時には,必ず指定する必要があります。

最小レコード長

レコード形式が,V,VBのときだけ指定します。

ISAMファイル作成時には,必ず指定する必要があります。

EXTERNAL

外部属性の有無を指定します。デフォルトは,チェックボックスがオフになっています。

GLOBAL

大域属性の有無を指定します。デフォルトは,チェックボックスがオフになっています。

レコード長設定エリア名

レコード形式が,V,VBのときだけ有効です。COBOLプログラムの実行時に,可変長レコードのサイズを設定するデータ項目名称を記入します。

ブロック長

レコード形式が,FB,VBのときだけ指定します。

レコード定義ファイル名,COPY原文名

このファイル仕様に関連するレコード仕様を定義したレコード定義ファイル(.rdf)の名称,およびそこから生成されるCOBOLソースファイル名を10個まで設定できます。

レコード定義ファイル名には,「.rdf」以外の拡張子は指定できません。

COPY原文名には,「.cbl」「.cob」「.ocb」「.cbf」「.ocf」以外の拡張子は指定できません。

レコード定義ファイル名または,COPY原文名に誤りがある場合は,メッセージボックスに次のエラーメッセージが表示されます。

レコード定義ファイルの場合

レコード定義ファイル名として正しい文字を入れてください。

COPY原文名の場合

COPY原文名として正しい文字を入れてください。

また,これらの項目は省略できます。COPY原文名を指定しなかった場合,レコード定義ファイル名の拡張子を(.cbl)にしたものが仮定されます。

なお,レコード定義ファイル名をダブルクリックすると,そのレコード仕様定義を開くことができます。

業務名称

対象業務の名称を設定します。

ファイル区分

マスタ,トランザクション,蓄積ファイルなどファイルの種別を設定します。

概要

ファイルに関する概要を設定します。