COBOL2002 操作ガイド


4.10.3 色の設定

[色]タブを選んで表示されるページを次に示します。ここでは,ソースウィンドウ中の項目の色を設定します。色を設定できる項目は,標準のテキスト,選択されたテキスト,ブックマーク,およびCOBOL構文上の用語です。ただし,色分け表示できるのは,編集ファイルがCOBOLの形式か,ファイルタイプオプションで設定した拡張子のときだけです。

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) 色タブの説明

  1. 設定項目をリストから選ぶ。

    COBOLの語を色分け表示するためには,「COBOLソースを構文で色分け表示する」を指定して,リストにCOBOL構文上の用語を表示させる必要があります。テキストファイル中の,COBOL2002 ユーザキーワードに登録した文字列と一致する文字列をユーザキーワードに指定した色で表示するためには,「テキストファイルをユーザキーワードで色分け表示する」を指定する必要があります。

  2. [文字の色]ボタンまたは[背景の色]ボタンを選ぶ。

    色の設定ダイアログボックスが表示されます。

  3. 文字および背景の色をパレットから選ぶ。

    サンプルの表示が指定した色に変わります。

    なお,[リセット]ボタンまたは[すべてリセット]ボタンを使うと,設定した色を無効にできます。また,[すべての設定を初期値に戻す]ボタンで,設定した色を無効にしてデフォルトに戻せます。

(a) 設定項目

文字の色

任意の色から文字の色を設定します。

背景の色

任意の色から背景の色を設定します。

(b) 色分け表示

COBOLソースを構文で色分け表示する

COBOLソースをCOBOL言語の構文に合わせて色分け表示をします。

テキストファイルをユーザキーワードで色分け表示する

テキストファイル中の,COBOL2002 ユーザキーワードに登録した文字列と一致する文字列をユーザキーワードに指定した色で表示します。区切り文字はCOBOLソースの色分け表示に従います。

(c) 注記行の設定

デバッグ行やデバッグ指示子,標識領域(7カラム目)の'$'文字,注記行とする1カラム目の指定文字のそれぞれを注記行とみなし,色分け表示するかどうかを指定します。

デバッグ行'D'を注記行とする

固定形式正書法のCOBOLソースの標識領域(7カラム目)にデバッグ行'D'または'd'のある行を注記行とするときに指定します。このオプションによって-DebugLineコンパイラオプションを指定した場合と同じ解釈で,注記行が色分け表示されます。

デバッグ指示子'>>D 'を注記指示子とする

COBOLソースのデバッグ指示子'>>D 'を注記指示子とするときに指定します。このオプションによって-DebugLineコンパイラオプションを指定した場合と同じ解釈で,注記行が色分け表示されます。

標識領域が'$'の行を注記行とする

固定形式正書法のCOBOLソースの標識領域(7カラム)に'$'文字がある行を注記行とするときに指定します。このオプションによって,-CmDolコンパイラオプションを指定した場合と同じ解釈で,注記行が色分け表示されます。

指定文字が1カラムにある行を注記とする

固定形式正書法のCOBOLソースの一連番号領域である1カラム目に指定した文字がある行を注記とするときに指定します。この項目を指定した場合,-CmAsterコンパイラオプションを指定した場合と同じ解釈で,注記行が色分け表示されます。この項目を指定した場合,指定文字が1カラム目にある行を注記とみなし,その行を一連番号の指定の対象としません。

指定文字には初めてCOBOLエディタを起動した場合,'*'が設定されます。指定文字には1バイトの文字を10文字まで指定できます。英小文字を入力した場合は,自動的に英大文字に変換する。半角空白,タブ文字および全角文字を入力してはなりません。

注意事項

注記の設定の指定をしても構文チェックには有効となりません。構文チェックのコンパイラオプションは構文チェックオプションダイアログボックスの「コンパイラ」ページの「コンパイラの設定」にある「オプション」にCOBOL2002コンパイラのオプションを指定してください。