COBOL2002 操作ガイド


2.2.3 オプションの設定方法

デフォルトオプション設定ダイアログボックス,またはプロジェクト設定ダイアログボックスでコンパイル環境を設定する方法を次に示します。

コンパイラオプションの設定方法には,選択する方法と直接入力する方法の二つがあります。

選択する方法

プロジェクト設定ダイアログボックスの[プロジェクト][製品連携][実行][最適化][デバッグ][リンク][規格][移行][リスト出力][その他]の各タブを選ぶと表示されるページのオプション一覧から,指定したいオプションを選びます。

オプションの指定
  1. 指定するオプションのチェックボックスを選ぶ。

    オプションが指定され,チェックボックスがオンになります。

    なお,オプションに引数が必要な場合や,「メインファイルを指定する」オプションのようにファイル名を指定する必要がある場合は,引数を指定する必要があります。引数は,テキストボックス,またはオプションの引数の設定ダイアログボックスで指定します。

  • オプションの左側に「+」が表示されている場合,オプションの下にサブオプションがあることを示しています。

    [図データ]

    サブオプションのチェックボックスをオンにした場合,サブオプションが含まれるオプションのチェックボックスもオンになります。

    なお,サブオプションの下にサブオプションがある場合は,サブオプションのチェックボックスがオンになったときだけ表示されます。

オプションの引数の変更
  1. 引数を変更するオプションのチェックボックスを選ぶ。

    現在のオプションの引数が,テキストボックス,またはオプションの引数の設定ダイアログボックスに表示されます。

  2. 引数を変更する。

オプションの解除
  1. 解除するオプションのチェックボックスを選ぶ。

    オプションが解除され,チェックボックスがオフになります。

    なお,オプションに引数が必要な場合や,「メインファイルを指定する」オプションのようにファイル名を指定する必要があるオプションの場合は,引数をすべて削除するとオプションが解除されます。

デフォルト値が設定されていないオプションの選択

SQLオプションなど,デフォルト値が設定されていないオプションは,サブオプションを先に選択してからでないと選択できません。

-Lib,GUI,-Optimize,1のように,デフォルト値が設定されているオプションは,-Libを押すと自動的にデフォルト値が設定されます。

オプションが設定されると,オプション名が設定内容の欄に表示されます。ただし,[プロジェクト]タブの「System指定メインプログラム」「V3指定メインプログラム」「メインプログラムなし」「標準ライブラリを作成する」,[リンク]タブの「ライブラリの指定」「リンケージを行わない」,[実行]タブの「メインファイルを指定する」を選んだ場合は,表示されません。また,[ユーザ設定]タブを選んで表示されるページでは,設定内容の欄は表示されません。

補足事項

プロジェクト設定ダイアログボックスの[ユーザ設定]タブを選び,コンパイラオプションの欄にコンパイラオプションを入力して[Enter]キー,または[Tab]キーを押すことで,直接オプションを入力できます。

複数のコンパイラオプションを指定する場合は,空白文字で区切って指定してください。また,[Ctrl]+[Enter]キーで改行を入力してオプションを区切ることもできます。

ただし,この方法でオプションを入力した場合,オプションの背反や妥当性はチェックされません。