1.10.2　構成管理ツールの操作

(1)　事前準備

開発チーム内の管理者が，連携する構成管理ツールのドキュメントでコマンドラインの仕様を調査し，要件を満たしているかどうかを確認してください。さらに，構成管理ツールを使用する上で必要な環境を設定してください。

(2)　構成管理ツールの設定

開発チーム内の任意のマシンで，開発マネージャに構成管理ツールのコマンドラインを設定します。

1. 開発マネージャのプロジェクトマスタファイルを閉じている状態で，［ツール］−［開発マネージャのユーザカスタマイズ］−［構成管理ツールの設定］メニューを選択する。

   

2. ［構成管理ツールの設定］ダイアログボックスに，開発マネージャと連携する構成管理ツールとオプションを指定して［OK］ボタンを選ぶ。

   

   「チェックアウト」「チェックイン」「最新を取得」で使用する構成管理ツールをそれぞれ指定します。

   ［構成管理ツールの設定］ダイアログボックスに入力する値については，「1.10.3　構成管理ツールの設定ダイアログボックス」を参照してください。

(3)　開発チーム内で同じ環境で作業をするためにパッケージ情報ファイルを配布する

（2）で設定した情報は，パッケージ情報ファイルとして出力されます。パッケージ情報ファイルをチーム内の担当者に配布します。

1. 構成管理ツールを設定したマシンのパッケージ情報ファイル「_CNFGMNG.PKG」を次の格納場所からコピーする。

   環境変数%ALLUSERSPROFILE%が示すフォルダ¥Hitachi¥COBOL2002¥PLUGIN

2. 開発チーム内の担当者の各マシンに，パッケージ情報ファイルを同じ場所に格納する。

(4)　開発チーム内でファイルを共有して開発

開発チーム内の各担当者が，それぞれファイルを編集します。

［チェックアウト］

該当するファイルを構成管理ツールから取り出します。複数プロジェクトで同一ファイルがある場合に，どれか一つのプロジェクトで任意のファイルをチェックアウトすると，ツリービュー上のアイコンは該当プロジェクトのファイルだけがチェックアウトのアイコンに切り替わります。

［チェックイン］

構成管理ツールにファイルを渡します。

［最新を取得］

最新のファイルを構成管理ツールから取り出します。

［チェックアウト状態の変更］

構成管理ツールと開発マネージャの状態の同期を取るために，コマンドラインを実行することなく，チェックアウト状態を変更します。チェックアウトされていない場合はチェックアウト状態に，チェックアウトされている場合はチェックアウトされていない状態に変更します。

コマンドラインを実行する際，開始，終了のメッセージと実行しているコマンドラインはメッセージウィンドウに表示されます。構成管理ツールが出力するメッセージは，メッセージウィンドウに表示されます。メッセージの表示を次に示します。

ファイルを複数選択している場合，選択しているファイルの分だけ，コマンドラインの実行を繰り返します。