COBOL2002 操作ガイド


1.4.6 プロジェクトマスタの複写

プロジェクトマスタファイル内では,プロジェクトマスタフォルダ(プロジェクトマスタファイルがあるフォルダ)より下位にあるファイルやフォルダは,プロジェクトマスタフォルダからの相対位置で管理されます。そのため,プロジェクトマスタに登録したファイルやフォルダが,すべてプロジェクトマスタフォルダの下位にある場合は,エクスプローラなどでプロジェクトマスタフォルダごと別の場所に複写できます。

しかし,プロジェクトマスタフォルダより上位にあるファイルやフォルダは絶対パスで管理されるため,複写する際注意しなければならない事項があります。

次のようにファイルやフォルダが構成されている場合を例に,プロジェクトマスタの複写について説明します。

[図データ]

1の範囲のファイルがプロジェクトマスタファイル(ABC.hmf)に登録されている場合

プロジェクトマスタファイル(ABC.hmf)があるフォルダを下位構成ごと複写すれば,複写したプロジェクトマスタ内のプロジェクトをビルドまたはリビルドできます。

2の範囲のファイルがプロジェクトマスタファイル(ABC.hmf)に登録されている場合

プロジェクトマスタファイル(ABC.hmf)を複写し,ビルドまたはリビルドすると,構成ファイルを検索できないためエラーになる場合があります。

この場合,プロジェクトマスタに登録されているファイルのうち,2の範囲のファイルをいったんプロジェクトマスタから削除して,再度プロジェクトマスタに登録する必要があります。