28.5.3 CBLNCNVサービスルーチン
CBLNCNVサービスルーチンを呼び出すと,UTF-8で記述された半角文字からUTF-16で記述された全角文字への変換ができます。CBLNCNVサービスルーチンについては,「30.7.1 CBLNCNV」を参照してください。
(1) CBLNCNVサービスルーチンでの文字変換
CBLNCNVサービスルーチンでの文字変換は,次の順序でします。
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UTF-8のコード範囲の半角文字をUTF-8の全角文字コードに変換します。
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変換したUTF-8の全角文字コードを,実行時環境変数CBLUNIENDIANの指定に従いUTF-16LEまたはUTF-16BEに変換します。
(2) CBLNCNVサービスルーチンの戻り値
Unicode機能でのCBLNCNVサービスルーチンの戻り値について次に示します。
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コード変換ライブラリが正しくインストールされていない場合,戻り値として-2を返します。
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コード変換ライブラリがエラーを返し,コード変換に失敗した場合,戻り値として-3を返します。主なエラーの要因を次に示します。
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送り出し側作用対象の項目に,UTF-16に変換できない文字が含まれている。
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送り出し側作用対象の項目が,日本語文字や半角かたかななどの多バイト文字の途中で切れている。
その他のエラーの要因については,「コード変換ライブラリのマニュアル」のCodeConvString関数の説明を参照してください。
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