26.2.1 マルチスレッド対応COBOLプログラムのコンパイル
COBOLプログラムをマルチスレッド対応COBOLプログラムにするためには,-MultiThreadオプションを指定してプログラムをコンパイルします。
今まで通常のシングルスレッド対応COBOLプログラムとして利用してきたプログラムも,-MultiThreadオプションを指定して再コンパイルすれば,そのままマルチスレッド環境で実行できるようになります。ただし,マルチスレッド対応COBOLプログラムで対応していない機能を使用しているプログラムは除きます。詳細は,「26.3 マルチスレッド対応COBOLプログラムが対応している機能」を参照してください。
- 注意事項
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マルチスレッド対応COBOLプログラムで対応していない機能を使用したプログラムを,-MultiThreadオプションを指定してコンパイルしても,実行時の動作は保証しません。
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-MultiThreadオプションを使ってコンパイルする場合,プロセス内で動作するすべてのCOBOLプログラムを,-MultiThreadオプションを使ってコンパイルする必要があります。プロセス内に,-MultiThreadオプション指定有りでコンパイルしたプログラムと,オプション指定無しでコンパイルしたプログラムが混在していると,実行時の動作は保証しません。
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