24.1 データベース操作シミュレーションの概要
データベース操作シミュレーション機能とは,メインフレーム(VOS3)COBOL85の環境で作成したXDMによるデータベース操作を行うプログラムを,Windows COBOL2002上でシミュレーションする機能です。
データベース操作シミュレーション機能には次の二つの機能があります。
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構造型データベース操作シミュレーション機能
メインフレームで構造型データベースXDM/SD(Extensible Data Manager/Structured Database)を操作するプログラムを,Windows上でコンパイルし,実行する機能です。
詳細は,「24.2 構造型データベース(XDM/SD)操作シミュレーション」を参照してください。
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リレーショナルデータベース操作シミュレーション機能
メインフレームでリレーショナルデータベースXDM/RD(Extensible Data Manager/Relational Database)を操作するプログラムを,SQL文を覚え書きとしてコンパイルし,テストデバッガのTDコマンド(ASSIGN DATAコマンドなど)を使用してテストする機能です。
詳細は,「24.3 リレーショナルデータベース(XDM/RD)操作シミュレーション」を参照してください。
これらのシミュレーション機能の使い方について説明します。
なお,データベース操作シミュレーション機能の文法規則については,マニュアル「COBOL2002 言語 拡張仕様編」 「19. データベース操作シミュレーション機能」を参照してください。