COBOL2002 ユーザーズガイド


付録L トラブルシュートに有効な資料

COBOL2002のCOBOLプログラムで障害が発生した場合,調査に有効な資料について説明します。トラブルシュートに有効な資料を次の表に示します。

表L‒1 トラブルシュートに有効な資料一覧

資料名

概要説明

資料の参照先

コンパイラメッセージ

COBOLプログラムのコンパイル時に出力されるエラーメッセージです。

マニュアル「COBOL2002 メッセージ」

コンパイルリスト

コンパイラが出力するリストです。次の情報が含まれます。

  • 情報リスト(コンパイル時に指定されたCOBOL2002のコンパイラオプションを含む)

  • 原始プログラムリスト

  • エラーリスト(コンパイル時のエラーメッセージのリスト)

付録E コンパイルリスト

実行時メッセージ

COBOLプログラムの実行時に出力されるエラーメッセージです。

マニュアル「COBOL2002 メッセージ」

異常終了時要約情報リスト

COBOLプログラムが異常終了したときに出力されるリストです。

異常終了したCOBOLプログラムの名称や行番号,異常終了するまでのトレース情報が出力されます。

37.2 異常終了時要約情報リスト

データ領域ダンプリスト

COBOLプログラムが異常終了したとき,またはCBLDATADUMPサービスルーチンを呼び出したときのデータ領域の状態が出力されるリストです。

異常終了するまでに実行されたCOBOLプログラムのファイル節,作業場所節,局所場所節のダンプが出力されます。

37.3 データ領域ダンプリスト

プログラム検索トレースファイル

動的なリンクによる呼び出しで,呼び出し先プログラムの検索トレースが出力されるファイルです。

18.6.4 動的なリンクのプログラム検索トレース機能

情報抽出ツール出力結果リスト

COBOL2002情報抽出ツールが出力するリストです。ツール実行時に指定する入力ファイルに対応した情報が出力されます。

マニュアル「COBOL2002 操作ガイド」

環境変数の設定情報

COBOLプログラムを実行するときに設定されている環境変数の情報です。

36.2 プログラムの実行環境の設定

メイクファイル

COBOLプログラムのコンパイルやリンケージの方法を記述したファイルです。バッチファイルなどで代用している場合もあります。

Microsoftのドキュメント

プロセスダンプ

ダンプが出力された時点でのプロセス情報が出力されます。プロセス情報には,実行可能ファイルやDLLファイルの情報,スタックやヒープなどメモリの内容が含まれます。

Microsoftのドキュメント

〈この節の構成〉