COBOL2002 ユーザーズガイド


付録J.1 コンポーネントおよびコマンドでの環境設定

COBOL2002のコンポーネントおよびコマンドは,その中で使用するコマンドやユーザプログラムを実行する前に必要な環境変数を設定します。これによって環境変数PATHや環境変数LIBなどの環境変数が設定されていなくても,コンポーネントおよびコマンドで使用するコマンドや実行するユーザプログラムは正しく動作します。

表J‒1 コンポーネントおよびコマンドの環境設定

環境変数

設定内容

PATH

システムの環境変数PATHの値の先頭に「日立共通DLLのインストール先,COBOL2002のインストールフォルダ¥bin,COBOL2002のインストールフォルダ¥bin¥SDK,Windows 10 SDKのbinへのパス」を付加した値に変更する。

PATH=日立共通DLLのインストール先;COBOL2002のインストールフォルダ\bin;COBOL2002のインストールフォルダ\bin\SDK;Windows 10 SDKのbinへのパス;%PATH%

LIB

システムの環境変数LIBの値の先頭に「COBOL2002のインストールフォルダ¥lib,COBOL2002のインストールフォルダ¥lib¥SDK,Windows 10 SDKのlibへのパス」を付加した値に変更する。

LIB=COBOL2002のインストールフォルダ\lib;COBOL2002のインストールフォルダ\lib\SDK;Windows 10 SDKのlibへのパス;%LIB%

CBLLIB

環境変数CBLLIBの値の先頭に「COBOL2002のインストールフォルダ¥copy」を付けた値を設定する。

CBLLIB=COBOL2002のインストールフォルダ\copy;%CBLLIB%

環境設定を行うのはコマンドやユーザプログラムを実行するコンポーネントおよびコマンドです。

環境設定対象のコンポーネントおよびコマンドと設定する環境変数を次に示します。

表J‒2 環境設定対象のコンポーネント

コンポーネント

環境変数

PATH

LIB

CBLLIB

GUIモードのテストデバッガ

GUIモードのカバレージ

COBOLエディタ

開発マネージャ

ファイル/レコード定義

実行支援

(凡例)

○:変更する

−:変更しない

表J‒3 環境設定対象のコマンド

コマンド

環境変数

PATH

LIB

CBLLIB

cblbuild2kコマンド

cbltd2kコマンド

cblcn2kコマンド

cblcv2kコマンド

(凡例)

○:変更する

△:連動実行を除き,変更する

−:変更しない

なお,「ANCHORID=KANKYOUSETTEITAISYOUKONPO【参照元】表G-2【E】」と「ANCHORID=KANKYOUSETTEITAISYOUKOMANDO【参照元】表G-3【E】」にないコンポーネントおよびコマンドでは,環境設定は行いません。