36.2.3 一般
- 〈この項の構成〉
(1) CBLABNCODE
CBLABNサービスルーチンの実行時,サービスルーチンの引数をプログラムの終了コードに反映させたい場合に指定します。
詳細は,「30.4.3 CBLABN」を参照してください。
(2) CBLCOMCBR
システムで共通な実行環境でプログラムを実行したい場合,共通実行環境ファイル名を指定します。共通実行環境ファイル名には,実行支援で作成した.cbrファイルを絶対パスで指定します。
この環境変数には,複数のファイル名を指定できません。また,この環境変数に指定した共通実行環境ファイル中のCBLCOMCBRは無効となります。
なお,共通実行環境ファイルに加えて,プログラム別に実行環境を設定したい場合は,実行支援で.exeファイルと同じ名称の実行環境ファイルを作成します。詳細は,マニュアル「COBOL2002 操作ガイド」を参照してください。
(3) CBLEXVALUE
EXTERNAL句指定のあるデータ項目にNULLを設定して,領域を初期化します。この環境変数の指定は,作業場所節で定義しているデータ項目に対して有効となります。
詳細は,「4.2.2 外部属性(EXTERNAL句)」を参照してください。
(6) CBLLPROGDLL
DLL自動ロード機能を使用する場合,YESを指定します。YES以外の値を指定したときは,無効となります。
詳細は,「18.6.2 DLLに含まれるプログラムの呼び出し方法」を参照してください。
(7) CBLPGMSEARCHTRC
次のトレース情報を出力するファイル名を指定します。
-
動的なリンクによるプログラム呼び出し時のDLLの検索情報
-
プレロード時のDLLのロード情報
詳細は,「18.6.4 動的なリンクのプログラム検索トレース機能」を参照してください。
(8) CBLPGMSEARCHTRC_SIZE
プログラム検索トレースファイル名を切り替えるサイズを指定します。
詳細は,「18.6.4 動的なリンクのプログラム検索トレース機能」を参照してください。
(9) CBLPRELOAD
実行単位内で最初に実行されるCOBOLプログラムの起動時に,動的なリンクで検索対象となるDLL名称を記述したプレロードリストのファイル名を指定します。
詳細は,「18.6.3 動的なリンクのプレロード機能」を参照してください。
(12) CBL_BATCH
COBOLアプリケーションの終了(STOP RUN文の実行または実行時エラーの発生)と同時にプロセスを終了させたい場合に1を指定します。1以外を指定したかまたはこの環境変数を指定しない場合は,コンソールウィンドウのシステムメニューの[閉じる]を選んでプロセスを終了させなければなりません。
この環境変数は,CUIモードでの実行時,およびコンソールウィンドウが出力されていない場合には意味を持ちません。
なお,この環境変数の使い方については,「30.4.6 CBLEXEC」も参照してください。
(13) CBL_SYSERR
実行時エラーメッセージの出力先ファイル名を指定します。ファイル名はドライブ名からの絶対パス名で指定します。拡張子の種類や拡張子を付けるかどうかは任意です。CBL_SYSERRの指定形式は次のようになります。
- 形式
CBL_SYSERR=ファイル名〔+〕
+を指定した場合:追加モードで出力されます。
CBL_SYSERRを指定した場合の実行時エラーメッセージの出力先を次に示します。
ファイル名の指定 |
データの出力先 |
|
---|---|---|
GUIモード |
CUIモード |
|
CBL_SYSERR=stdin〔+〕 |
ファイル名「stdin」 |
|
CBL_SYSERR=stdout〔+〕 |
ファイル名「stdout」 |
標準出力※ |
CBL_SYSERR=stderr〔+〕 |
ファイル名「stderr」 |
標準エラー出力※ |
CBL_SYSERR=syslog〔+〕 |
ファイル名「syslog」 |
|
CBL_SYSERR= 上記以外のファイル名〔+〕 |
環境変数CBL_SYSERRで指定した名称のファイル |