COBOL2002 ユーザーズガイド


30.8.1 CBLSGET

CBLSGETサービスルーチンは,キーボードからの入力を1文字受け取るものです。

形式
CALL 'CBLSGET' USING 引数1
引数

引数1には,入力された文字を格納する領域を指定します。

この項目は,1バイトの英数字項目でなければなりません。入力された文字は,対応するコードに変換されて,格納されます。入力文字とコードとの対応については,「図30‒1 入力文字とコードとの対応」を参照してください。

戻り値

0:正常終了した場合

-1:エラーが発生した場合

規則
  • このサービスルーチンを呼び出す前に,CBLCURサービスルーチンでカーソルを位置づけておかないと,入力するときのカーソル位置が不定となります。

  • このサービスルーチンは,画面節(WINDOW SECTION)の実行中には呼び出せません。呼び出した場合,実行時エラーになります。

    画面節(SCREEN SECTION)を実行中のときは,呼び出せます。

  • 全角文字を入力した場合,引数1にはNULL(X'00')が格納されます。

  • [Alt]キー,[Ctrl]キー,および[Shift]キーなど,制御文字を入力した場合,入力は終了しません。

入力文字とコード

入力された文字とコードとの対応を次に示します。

図30‒1 入力文字とコードとの対応

[図データ]