COBOL2002 ユーザーズガイド


26.6 マルチスレッド対応COBOLプログラムをGUIモードで使用する方法

マルチスレッド対応COBOLプログラムをGUIモードで使用するときの設定について説明します。

GUIモードで使用するときの設定は,COBOLプログラムがアプリケーションの主プログラムかどうかによって異なります。

〈この節の構成〉

(1) COBOLプログラムが主プログラムの場合

COBOLプログラムが主プログラムの場合は,主プログラムのコンパイル時に-Lib,GUIオプションを指定すれば,GUIモードを設定できます。この場合,スレッド上で動作しているCOBOLプログラムのすべてが,GUIモードで動作します。

(2) COBOLプログラムが主プログラムでない場合

COBOLプログラムが主プログラムでない場合は,CBLGINTサービスルーチンを呼び出せば,GUIモードを設定できます。

CBLGINTサービスルーチンは,一つのスレッドで呼び出すと,すべてのスレッドがGUIモードで動作します。ただし,CBLGINTサービスルーチンを実行する前にCOBOLプログラムが実行されているスレッドは,GUIモードになりません。確実にすべてのスレッドをGUIモードにしたいときは,ほかのスレッドを起動する前に,プライマリスレッドでCBLGINTサービスルーチンを呼び出してください。

CBLGINTサービスルーチンの詳細は,「30.4.1 CBLGINT」を参照してください。

(3) 注意事項

形式
CONSOLE - 実行可能ファイル名(i)
i

スレッド識別子の値