COBOL2002 ユーザーズガイド


14.1.2 ファイルクローズ時のディスク書き込み保証の指定方法

ファイルクローズ時のディスク書き込み保証は,「14.1.1 対象となるファイル編成」で示すファイルに対して,ファイル別に指定する方法と,プロセス内のすべてのファイルに対して指定する方法があります。

〈この項の構成〉

(1) ファイル別に指定する方法

形式
CBLD_ファイル名={ FSYNC | NOFSYNC }
機能

環境変数CBLD_ファイル名にFSYNCを指定すると,COBOLプログラムの環境部のファイル管理記述項で指定したファイル名のファイルに対してクローズ時のディスクへの書き込み保証が適用されます。

NOFSYNCを指定した場合は,ディスクへの書き込み保証が適用されません。

(2) プロセス内のすべてのファイルを指定する方法

形式
CBLFSYNC=YES
機能

環境変数CBLFSYNCにYESを指定すると,プロセス内のすべてのファイルに対してクローズ時のディスクへの書き込み保証が適用されます。この環境変数の指定をしなかった場合,およびYES以外の値を指定した場合は,クローズ時のディスクへの書き込み保証は適用されません。

また,環境変数CBLD_ファイル名にNOFSYNCが指定されたファイルに対しては,環境変数CBLFSYNCの指定は有効とならないため,クローズ時のディスクへの書き込み保証は適用されません。

(3) 注意事項

次の場合,ファイルのディスクへの書き込み保証は適用されません。