COBOL2002 ユーザーズガイド


10.5.5 イベントログファイルへの出力がエラーになったときの動作

出力するイベントに不当な文字コードが含まれていたときは,文字コードが置き換えられてからイベントログファイルに書き込まれます。詳細は,「10.5.6 注意事項」の「(3) イベントログファイルに出力する文字列に不当な文字が含まれている場合の動作」を参照してください。

それ以外の理由でイベントの出力に失敗した場合,イベントの出力先の指定内容によって次のどちらかの処理が行われます。なお,イベントの出力先の指定方法については,「10.5.4 イベントの出力先」の「(2) 出力先の指定方法」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) イベントの出力先がローカルコンピュータの場合

次の順序でイベントログファイルの出力処理が実行されます。

  1. イベントをイベントログファイルに書き込む

  2. 1.に失敗したときは,書き込みに失敗したイベントを破棄し,GUIモードのときはコンソールウィンドウに,CUIモードのときは標準エラー出力(stderr)に,実行時エラーメッセージを出力する

(2) イベントの出力先がネットワーク上のコンピュータの場合

次の順序でイベントログファイルの出力処理が実行されます。

  1. ネットワーク上のコンピュータのイベントログファイルにイベントを書き込む

  2. 1.に失敗したときは,ローカルコンピュータのイベントログファイルにイベントを書き込む

  3. 2.にも失敗したときは,書き込みに失敗したイベントを破棄し,GUIモードのときはコンソールウィンドウに,CUIモードのときは標準エラー出力(stderr)に,実行時エラーメッセージを出力する