Hitachi

Hitachi IT System Configuration Manager リファレンス


2.4.3 マスターイメージ構成ファイル

マスターイメージとは,PaaS提供者またはPaaS利用者が構築した業務システムの任意の時点の構成情報一式を表します。具体的には,業務システム構築時に適用した情報(テンプレート,業務要件,サイジング結果,物理配置,確保リソースなど)を含みます。さらに,業務システム構築後にOSパッチ適用,ミドルウェアのバージョンアップ,定義値変更した場合にはそれらの情報も含みます。

ISCMは,csdmiexportコマンドによってマスターイメージをマスターイメージのスナップショットとして出力します。マスターイメージのスナップショットは,マスターイメージ構成ファイル(XMLファイル)と,その他の定義ファイルなどを含むファイル一式として出力します。

表2‒21 マスターイメージのスナップショットのファイル一覧

項番

ファイル種別

説明

1

マスターイメージ構成ファイル

マスターイメージの構成を表すファイル。読み込み専用のファイルとして出力します。

2

マスターイメージ定義ファイル

マスターイメージ登録・更新に使用した,マスターイメージ定義ファイル。

3

物理配置制約ファイル

物理配置算出に使用した,物理配置制約ファイル。

4

リソース定義ファイル

リソース予約に使用したリソース定義ファイル。

5

UOCのjarファイル

マスターイメージ登録・更新時に登録したUOCのjarファイル。

6

ミドルウェア定義ファイル

デプロイするホストごとに生成したミドルウェア定義ファイル。

7

OS設定ファイル

デプロイするホストごとに生成したOS設定ファイル。

8

hostsファイル

デプロイするホストごとに生成したhostsファイル。