Hitachi

Hitachi IT System Configuration Manager リファレンス


csdsetup(ISCM運用環境のセットアップ)

〈このページの構成〉

形式

csdsetup

機能

ISCM運用環境のセットアップを行います。

セットアップ後に再セットアップすることで設定を変更します。

実行可能ユーザ

PaaS提供者

オプション

なし

戻り値

意味

0

正常終了しました。

0以外

異常終了しました。

実行例

C:\Program Files\Hitachi\uCSD\mgr\bin>csdsetup
KFUD90330-I Hitachi IT System Configuration Manager - Manager DB Serviceのセットアップを開始します。
KFUD90331-I Hitachi IT System Configuration Manager - Manager DB Serviceのセットアップが完了しました。
KFUD90330-I Hitachi IT System Configuration Managerのセットアップを開始します。
KFUD90331-I Hitachi IT System Configuration Managerのセットアップが完了しました。
KFUD90330-I Hitachi IT System Configuration Manager - Managerのセットアップを開始します。
KFUD90331-I Hitachi IT System Configuration Managerのセットアップが完了しました。
KFUD90300-I セットアップが正常に完了しました。

注意事項

  1. ISCMの運用環境設定を変更する場合はセットアップ定義ファイルを書き換え,csdsetupコマンドを実行します。セットアップ定義ファイルの記述形式は「2.2.1 セットアップ定義ファイル」を参照してください。

  2. csdsetupコマンド実行時にセットアップ定義ファイルが存在しない場合,デフォルトの設定値でセットアップ定義ファイルが作成されます。

  3. csdsetupコマンドを実行するときは次のサービスが“停止”状態である必要があります。

    • Hitachi IT System Configuration Manager

    • Hitachi IT System Configuration Manager - Manager

    また,次のサービスが“停止”または“開始”状態である必要があります。

    • Hitachi IT System Configuration Manager - Manager DB Service

  4. セットアップ中に,ウィンドウを閉じるなどの操作で,セットアップを強制的に中断しないでください。異常が発生した場合も,csdsetupコマンドが終了するまで待ってください。

  5. このコマンドはISCMの他コマンド実行中に実行しないでください。

    また,このコマンド実行中にこのコマンドを含むほかのコマンドは実行しないでください。

  6. このコマンドはISCMのインストール・アンインストール実行中に実行しないでください。

    また,このコマンド実行中にISCMのインストール・アンインストールは実行しないでください。

  7. このコマンドがエラーで中断した場合,トラブルシュートのために,次のログファイルを採取してください。

    ISCMのインストール先ディレクトリ\mgr\log\csdsetup.log
  8. セットアップの完了後に次の手順でHitachi IT System Configuration Manager - Managerサービスを実行するユーザの設定を行ってください。

    上書きセットアップでもサービスは初期化されるため再設定してください。

    (a) Windowsの[スタート]ボタン→[管理ツール]→[サービス]を選択します。

    [サービス]ダイアログボックスが表示されます。

    (b) Hitachi IT System Configuration Manager - Managerサービスを右クリックして,[プロパティ]を選択します。

    [プロパティ]ダイアログボックスが表示されます。

    (c) [ログオン]タブを表示して[アカウント]を選択します。

    (d) Administratorsグループに所属するユーザ名とパスワードを入力します。

    Administratorsグループに所属していないユーザを設定した場合,サービスの起動時にKFUD21118-Eメッセージを出力して失敗します。

    また,ユーザの設定をしないでローカルシステムアカウント(SYSTEM)でサービスを起動した場合,同一サーバ上のJP1/ITRMに対してコマンドプロンプトなどから実行したコマンドがKNAR81210-Eメッセージを出力して失敗する場合があります。