1.1.3 エラーからの回復
ISCMでは同期コマンドと非同期コマンドが存在します。同期コマンド,非同期コマンドではエラーからの回復方法が異なります。
-
同期コマンドのエラーからの回復
同期コマンド実行時にエラーが発生した場合,ログを参照し,エラーメッセージを確認の上,メッセージマニュアル記載の対処方法に従ってエラー原因を取り除いてください。
エラー原因を取り除いた後,再度同期コマンドを実行してください。
-
非同期コマンドのエラーからの回復
まずエラー発生時に,コマンドでISCMがDB上で管理するデプロイ処理状況を確認してください。
エラーが発生した場合の状況は次の2つがあります。
-
DBの状態は「VM未作成」で,JP1/ITRMがエラーとした(VMは作成されている)。
-
DBの状態は「VM作成済み」で,OSやミドルウェアの設定でエラーが発生している。
- 1の場合
-
JP1/ITRMまたはvCenterを利用してVMを削除してください。
- 2の場合
-
ISCMが提供するVMのcsdmiundeployコマンドを実行し,VMを削除してください。
-
DBのVM作成の状態と実際のVM作成済み・未作成が一致していない場合,ISCMが提供するcsdmivmstatusコマンドを実行してDBの状態を変更できます。このコマンドを利用する場合,ユーザは手動でVMを正常状態にしてください。