付録G.1 運用上の注意事項
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設計書を使用してマスターイメージの登録・更新を行う場合は,ミドルウェアとOSのパッチは使用できません。
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設計書を使用してマスターイメージの登録・更新を行う場合は,OS設定用テンプレートファイルおよびOS設定用パラメータファイルを用いたOSパラメータの設定を行うことができません。
OSパラメータを設定したい場合は,コンポーネントテンプレートにダミーのミドルウェアを定義し,ミドルウェアの定義パラメータとしてOSパラメータを指定してください。ただし,OSパラメータの設定はミドルセットアップのタイミングで実施します。
指定方法を次に示します。
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次のようにコンポーネントテンプレートを作成する。
・ダミーのミドルウェア(ミドルウェア識別子”optional.OS”など)を追加する。
・OS設定用テンプレートファイルおよびOS設定用パラメータファイルを格納したディレクトリをミドルウェア定義格納ディレクトリに指定する。
・OS設定ファイルを適切な場所に配置するためのスクリプトをミドルウェアのセットアップスクリプトに指定する。
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次のように設計書を作成する。
・パラメータ定義シートの設定対象識別子に,コンポーネントテンプレートに指定したミドルウェア識別子を指定する。
・パラメータ定義シートのパラメータと設定値情報表に,OSパラメータを定義する。
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設計書を使用して構築したマスターイメージに対してcsdmiexportコマンドを実行して取得したマスターイメージ定義ファイルは,マスターイメージの登録・更新には使用できません。設計書を用いた運用としてください。