3.1.8 サンプルサイジングUOC概説
サンプルとして提供しているサイジングUOCは，Web+DBシステムをサイジングする場合の一例です。AppServerティアのアプリケーションサーバ（Cosminexus Application Server）は，CPUスペックとメモリサイズを固定として，必要なアプリケーションサーバ台数と関連するパラメータ値を算出します。
Dbティア（HiRDB）は，シングル構成としてサーバ台数を固定（1台）し，CPUスペックとメモリサイズと関連するパラメータ値を算出します。
サンプルのサイジングUOCに必要な入力項目と算出される出力項目の関係は，次の表のとおりです。
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入力値から固定値を選択するサイジング情報
項番
入力
出力
サイジング対象
出力内容
（UOC中のキー名）※
値
small
medium
large
1
ScaleOfTps
最大TPS（秒間当たりのリクエスト処理数）
【small/medium/large】から指定
small：10[TPS]以下
medium：50[TPS]以下
large：100[TPS]以下
Cosminexus
Application Server
仮想ホスト数
(numberOfHost)
1
4
8
J2EEサーバ
メモリサイズ[MB]
(CsdU_J2eeMemoryMegabyte)
2006
2444
1406
J2EEサーバ
Explicitヒープ[MB]
(CsdU_EHeapMemoryMegabyte)
264
212
266
J2EEサーバ
スレッド数
(CsdU_J2eeThreadSize)
10
13
13
J2EEサーバ
実行待ちキューサイズ
(CsdU_J2eeRequestQueueSize)
10
13
13
HTTPサーバ
クライアント同時接続最大数
(CsdU_WebClientSize)
51
81
81
J2EEサーバ
コネクションプールのコネクション数
(CsdU_DBConnectionPoolSize)
10
13
13
HiRDB
CPUコア数
(numberOfCpucore)
2
3
4
ロックプールサイズ
[KB]
(CsdU_LockPoolKilobyte)
303104
477184
774144
2
ScaleOfUserDbArea
DBに格納するデータの総量
【small/medium/large】から指定
small：10[GB]以下
medium：50[GB]以下
large：100[GB]以下
HiRDB
ユーザDBサイズ[MB]
(CsdU_UserDBSizeMegabyte)
10240
51200
102400
データ用DBセグメントサイズ[セグメント数]
(CsdU_UserDBSegmentSize)
6400
32000
64000
インデクス用DBセグメントサイズ[セグメント数]
(CsdU_IndexDBSegmentSize)
6400
32000
64000
データ用DBバッファページサイズ[ページ数]
(CsdU_UserDBBufferPageSize)
32000
160000
320000
インデクス用DBバッファページサイズ[ページ数]
(CsdU_IndexDBBufferPageSize)
32000
160000
320000
ワーク用DBサイズ[MB]
(CsdU_WorkDBSizeMegabyte)
1024
5120
10240
3
ScaleOfUpdatePerDay
1日当たりのデータ更新量（insert, update, delete）
【small/medium/large】から指定
small：50[MB]以下
medium：250[MB]以下
large：500[MB]以下
HiRDB
システムログサイズ[MB]
(CsdU_DBLogSizeMegabyte)
1536
7680
15360
システムログファイルのレコード数
(CsdU_DBLogFileRecordSize)
76800
384000
768000
注※ CsdU_から始まる「キー名」は，先頭に次のプレフィックスの付与が必要ですが，上記の表の中では省略しています。
-
Cosminexusの場合："middleware.hitachi.Cosminexus.param."
-
HiRDBの場合："middleware.hitachi.HiRDB.param."
-
-
入力値と算出式から求めるサイジング情報
項番
入力
出力
サイジング対象
出力内容
（UOC中のキー名）※
算出式
1
RequestTimeoutSec
リクエストをタイムアウトする秒数
【10から3000までの整数】で指定
Cosminexus
Application Server
通信タイムアウト時間[秒]
(CsdU_RedirectorTimeoutSec)
=RequestTimeoutSec
トランザクションタイムアウト時間[秒]
(CsdU_TransactionTimeoutSec)
=RequestTimeoutSec*0.9
クライアントの最大待ち時間[秒]
(CsdU_DBResponseTimeoutSec)
=トランザクションタイムアウト時間[秒]*1.3
トランザクション処理中のサーバの最大待ち時間[秒]
(CsdU_DBServerTimeoutSec)
=トランザクションタイムアウト時間[秒]*1.3
2
ScaleOfTps
最大TPS（秒間当たりのリクエスト処理数）
【small/medium/large】 から指定
small：10[TPS]以下
medium：50[TPS]以下
large：100[TPS]以下
HiRDB
メモリサイズ[MB]
(sizeOfMemory)
=(26.1 * connectionSize + 1.05 * globalBufferMegabyte + 1215) * 1.2 + 1024
注 connectionSizeとglobalBufferMegabyteは入力値ScaleOfTpsにより，次の値となります。
connectionSize：
small/medium/large = 20/100/200
globalBufferMegabyte：
small/medium/large = 500/2500/5000
注※ CsdU_から始まる「キー名」は，先頭に次のプレフィックスの付与が必要ですが，上記の表の中では省略しています。
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Cosminexusの場合："middleware.hitachi.Cosminexus.param."
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HiRDBの場合："middleware.hitachi.HiRDB.param."
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