2.4.1 ISCMのインストールとアンインストール
- 〈この項の構成〉
(1) ISCMのインストール
インストールは,PaaS提供者が,"Administrator"ユーザアカウント(Administratorsグループに所属)で実行します。ISCMのインストール手順を次に示します。
(a) 日立総合インストーラの起動
-
提供媒体をCD-ROMドライブに入れます。
-
起動した「日立総合インストーラ」の指示に従ってインストールを進めます。
インストール時には,次の項目を設定します。
インストール先のディレクトリについての注意事項
-
インストール先のディレクトリを変更する場合,絶対パスで半角35文字以内の文字列を指定してください(全角文字での指定はできません)。
-
UNC表記はできません。
-
ネットワークドライブは指定できません。
インストーラが正常に終了すれば,インストールは完了です。
|
|
- 参考
-
-
ISCMは,次の製品を利用した遠隔管理機能に対応していません。
JP1/NETM/DM
Groupmax Remote Installation
JP1/ServerConductor/Deployment Manager
-
ISCMは,複数の製品のトレース形式を統一する共通部品として,日立ネットワークオブジェクトプラザトレース共通ライブラリ(HNTRLib2)をインストールしています。このとき,Windowsのシステム環境変数PathにHNTRLib2のパス(システムドライブ:\Program Files\Common Files\Hitachi,システムドライブ:\Program Files (x86)\Common Files\Hitachi)が追加されます。ISCMを使用する上で,日立ネットワークオブジェクトプラザトレース共通ライブラリの処理を意識する必要はありません。
-
ISCMをインストールしたホストの時刻は,GMTを基準とします。
-
ISCMをインストールしたホストに対して,同じバージョンのISCMのインストールを再度実行することでプログラムの修復ができます。
-
ISCMを「システムドライブ:\Program Files\」下にインストールする場合,システムドライブの直下に「Program」という名称のディレクトリまたはファイルがあると,インストールに失敗します。「Program」という名称のディレクトリまたはファイルがないことを確認して,インストールを実行してください。
-
すでにインストールしているバージョンより古いバージョンをインストールする場合は,すでにインストールしているISCMのアンセットアップ(csdunsetupコマンド)を行い,アンインストールした上で,古いバージョンのISCMをインストールする必要があります。
-
(2) ISCMのアンインストール
アンインストールは,PaaS提供者が,"Administrator"ユーザアカウント(Administratorsグループに所属)で実行します。ISCMのアンインストール手順を次に示します。
(a) [プログラムと機能]を起動
Windowsコントロールパネルより[プログラムと機能]を選択すると,次の図に示す[プログラムと機能]のウィンドウが表示されます。
|
(b) Hitachi IT System Configuration Manager選択
[プログラムと機能]に表示されるプログラムの名前一覧より,Hitachi IT System Configuration Managerを選択し,[修復]ボタンまたは[アンインストール]ボタンを押します。
アンインストールを実行した場合,次のディレクトリおよびファイルを削除します。
<インストール先ディレクトリ>\mgr
<インストール先ディレクトリ>\PATCHLOG.TXT (修正パッチ適用時に作成するファイル)
<インストール先ディレクトリ>\patch_backup_dir (修正パッチ適用時に作成するディレクトリ)
上記ディレクトリ下にあるディレクトリおよびファイルは,インストール後にISCMまたはユーザが作成,変更したものを含めてすべて削除します。必要な場合はアンインストール前にバックアップを取得してください。
また,上記ディレクトリおよびファイルを削除してインストール先ディレクトリが空になった場合は,インストール先ディレクトリも削除します。
- 参考
-
アンインストールの完了後に,一部のディレクトリが削除されないで残ることがあります。
削除されないで残ったディレクトリ,およびディレクトリ下のファイルが不要である場合は手動で削除してください。