<検索条件>

ここでは，<検索条件>の形式と規則について説明します。

<検索条件>は，<FROM句>のON条件式<結合指定>や，<WHERE句>に指定します。<検索条件>では，複数の<検索条件>の論理演算を指定できます。

(1)　<検索条件>の形式

<検索条件> ::= <左括弧> <検索条件> <右括弧>
　　　　　　　｜<述語>
　　　　　　　｜NOT <検索条件>
　　　　　　　｜<検索条件> OR <検索条件>
　　　　　　　｜<検索条件> AND <検索条件>

(2)　<検索条件>についての規則

<検索条件>の論理演算は，次の順序で評価されます。
論理演算の評価順序
1. 括弧内
2. NOT
3. AND
4. OR
論理演算で指定できるネスト数については，HiRDBの制限に従います。
edmSQLで提供している論理演算子ANDおよびORは，2項演算子です。複数の被演算子を指定したい場合は，演算子を複数組み合わせて指定してください。
例えば，「a」，「b」，「c」および「d」のAND演算は，「a AND b AND c AND d」または「((a AND b) AND c) AND d」のように表記してください。

演算子：NOT

形式：NOT <検索条件>

否定演算の演算結果を次の表に示します。

表2-36　否定演算の演算結果

演算子：OR

形式：<検索条件> OR <検索条件>

論理和演算の演算結果を次の表に示します。

表2-37　論理和演算の演算結果

演算子：AND

形式：<検索条件> AND <検索条件>

論理積演算の演算結果を次の表に示します。

表2-38　論理積演算の演算結果