uCosminexus DocumentBroker Version 5 概説
文書間リンクとは,文書と文書を関連づけて管理する機能です。
文書間リンクは,次のような場合に使用できます。
DocumentBrokerでは,二つの文書を文書間リンクという概念で関連づけます。このとき,文書間リンクを設定するリンク元の文書をリンク元文書,文書間リンクが設定されるリンク先の文書をリンク先文書といいます。
DocumentBrokerでは,次のどちらかのDocumentBrokerオブジェクトの間に文書間リンクを設定できます。
一つのリンク元文書は,複数のリンク先文書と関連づけることができます。また,一つのリンク先文書も,複数のリンク元文書から関連づけられることができます。したがって,m:n(m,nは1以上の整数)のリンクを設定することで,m個とn個の文書が文書間リンクによって関連づけられます。
文書間リンクによる文書の管理例を次の図に示します。
図2-5 文書間リンクによる文書の管理例
この例では,文書「研究論文」は,文書「参考文献」から記述を引用し,文書「補足資料」を本文中で参照しています。このため,「研究論文」と「参考文献」,「研究論文」と「補足資料」を,それぞれ文書間リンクで関連づけています。このように文書間を関連づけておくことによって,必要な資料をまとめて管理できます。また,関連づけている「参考文献」が更新された場合や,「補足資料」が削除された場合には,「研究論文」から確認できます。
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