Hitachi

Hitachi IT Operations Director 構築ガイド


5.6 コンポーネントを登録する手順

コンポーネントとは、エージェントおよびネットワークモニタエージェントのことです。

アップデート版のコンポーネントまたは修正パッチがリリースされた場合、それらのプログラムを管理用サーバに登録して、自動アップデートするように設定すると便利です。

ネットワークに負荷が掛かるタイミングを制御したいなどの理由で、自動ではアップデートしたくない場合も、管理用サーバにアップデート版のプログラムを登録することで、パッケージの自動登録ができます。この場合は、自動登録されたパッケージを指定してタスクを作成し、配布します。

ポイント

Hitachi IT Operations Directorをバージョンアップする場合は、Hitachi IT Operations Directorの上書きインストールの際にコンポーネントの自動アップデートやパッケージ登録を設定できます。この場合、アップデート版のコンポーネントが自動的に管理用サーバに登録されて配信またはパッケージ登録されるので、ここで説明する操作は不要です。

ポイント

エージェントおよびネットワークモニタエージェントが自動的に更新される際に、管理用サーバから各コンピュータにデータが送信されます。エージェント導入済みのコンピュータには、1台当たり約35メガバイトのデータが送信されます。これに追加して、ネットワークモニタエージェントがインストールされているエージェント導入済みのコンピュータには、1台当たり約5メガバイトのデータが送信されます。

コンポーネントを登録するには:

  1. Windowsの[スタート]メニューから[すべてのプログラム]−[Hitachi IT Operations]−[Director Tools]−[コンポーネントの登録]を選択します。

  2. 表示されるダイアログで[参照]ボタンをクリックして、ダウンロードしたフォルダにあるアップグレード版のコンポーネントまたは修正パッチを指定します。

  3. 登録したコンポーネントについて、自動アップデートおよびパッケージ登録について設定します。

  4. [OK]ボタンをクリックします。

アップグレード版のコンポーネントまたは修正パッチが管理用サーバに登録され、設定内容に応じて、配信またはパッケージ登録されます。