Hitachi

Hitachi IT Operations Director 導入・設計ガイド


3.1 製品ライセンスの概要

Hitachi IT Operations Directorでは、「管理ノード数ライセンス」という方式でライセンスの使用数を管理しています。この方式では、機器を管理対象にすると、機器の種類に関係なく1台につきライセンスを1つ使用します。つまり、Hitachi IT Operations Directorに登録されているライセンス数分だけ、機器を管理できます。なお、ライセンスを使うのは、機器の管理だけです。資産の登録にはライセンスは使用しません。

ライセンスは[ライセンス認証をしましょう]ウィザードを利用して登録します。登録しているライセンス数の上限に達した場合、機器を追加登録できません。そのため、あらかじめ十分な数のライセンスを用意してください。

登録しているライセンス数よりも管理したい機器の台数が多くなった場合は、ライセンスを追加する必要があります。ライセンスを追加する場合は、[ライセンス認証をしましょう]ウィザードを利用して、購入した追加ノードライセンスのライセンス認証キーを基にライセンス認証をします。

なお、探索時の自動登録によって機器を管理対象にする場合、ライセンス数が不足していたときは、「発見した機器」として扱われます。発見された機器は設定画面の[機器の探索]−[発見した機器]画面に表示されますが、管理対象ではありません(ライセンスも使用しません)。また、管理対象の機器を除外対象に変更したり、削除したりした場合は、ライセンス使用数が減ります。

ポイント

OSマルチブートの環境では、管理用サーバに通知される情報がOSごとに異なるため、各OSが別々の機器として扱われます。

ポイント

試用版のライセンスは100台分のライセンスを利用できます。試用版の使用期限は、試用版ライセンスの認証後90日間です。使用期限が過ぎると、Hitachi IT Operations Directorにログインできなくなります。