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JP1 Version 10 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console 運用ガイド


4.14.5 ITDM2管理情報から取得する項目を追加する

ここでは、資産情報の管理項目に、システム情報とハードウェア情報の「BIOSバージョン」を追加する場合を例に、引き当て項目を設定する手順を説明します。

引き当て項目を設定する手順を次に示します。

  1. 業務メニュー「ITDM2管理情報取得」をクリックすると表示されるITDM2管理情報取得画面で、「資産情報.固有情報Field128-1」の[参照]ボタンをクリックする。

    [引き当て項目]ダイアログが表示されます。

    Asset Consoleの管理項目に対して、引き当てられる項目が表示されます。なお、管理項目に応じて、表示される項目は異なります。

    • 「設定しない」

      ITDM2管理情報から取得した項目を引き当てない場合に選択します。

    • 「固定値」

      固定値の項目を登録したい場合に選択します。プルダウンから項目を選択します。

    • 「機器情報」

      機器情報の項目を登録したい場合に選択して、プルダウンから項目を選択します。

    • 「共通管理項目」

      JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報が共通管理項目情報に引き当てられます。プルダウンから項目を選択します。

    • 「システム情報とハードウェア情報」

      システム情報とハードウェア情報の項目を登録したい場合に選択して、システム情報とハードウェア情報の項目名を指定します。

    • 「追加管理項目」

      JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの追加管理項目を指定すると、管理情報が取得されます。該当する項目名が存在しない場合は設定されません。

  2. 「引き当て項目」に表示された項目から、「システム情報とハードウェア情報」を選択する。

  3. プルダウンから「BIOSバージョン」を選択する。

  4. [決定]ボタンをクリックする。

    [引き当て項目]ダイアログが閉じて、「引き当て項目」の欄に「BIOSバージョン」が指定されます。

  5. [設定]ボタンをクリックする。

    引き当ての設定が有効になります。

追加した情報を操作画面で参照できるようにするには、管理項目編集および業務フィルターでの設定が必要です。

資産情報の「固有情報Field128-1」を管理項目に追加する方法、および名称を変更する方法については、マニュアル「設計・構築ガイド」の「9.2 管理項目の変更(管理項目編集)」を参照してください。

また、追加した管理項目の情報を参照するための操作画面の変更については、マニュアル「設計・構築ガイド」の「9.3 ユーザ権限に応じた操作画面の変更(業務フィルター)」を参照してください。

固有情報CodeにITDM2管理情報から取得する項目を追加するには

固有情報Code-1〜固有情報Code-12に引き当てる項目を追加するには、あらかじめ該当するクラスのプロパティに、引き当てるコードを追加しておいてください。引き当てるコードが定義されていない場合は、[引き当て項目]ダイアログに「コード」が非活性で表示されます。

コードの追加方法については、マニュアル「運用ガイド」の「4.8.1 コードを追加する」を参照してください。

なお、ITDM2管理情報の登録時に、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerから取得した情報に該当するコードがない場合は、NULLが設定されます。このとき、既存の情報がある場合も上書きされます。