4.10.2 インポートの条件を作成する
CSVファイルの資産情報を一括で更新するには、更新する情報の種類、更新する項目を指定して、インポートの条件を作成します。
インポートの条件を作成する手順を次に示します。
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[パターン登録]ボタンをクリックする。
[資産種別選択]ダイアログが表示されます。
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「資産種別」でインポートする情報の種類を選択する。
選択できる情報の種類については、「(1) 資産種別の選択」を参照してください。
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[決定]ボタンをクリックする。
インポート画面が、インポートの条件を作成する画面に切り換わります。
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インポートするCSVファイルを指定する。
CSVファイルのフォーマットについては、「4.10.1(1) CSVファイルのフォーマット」を参照してください。
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処理方式を選択する。
「追加」、「更新」、「追加更新」または「削除」を選択します。各処理方式を選択した場合の処理の詳細については、「(2) 処理方式の選択」を参照してください。
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引き当て項目を設定する。
各管理項目の引き当て項目を設定します。項目名に「★」の付いた項目は、必ず設定してください。引き当て項目の設定方法については、「(3) 引き当て項目の設定」を参照してください。
なお、カスタマイズ関連の資産種別を選択した場合は、引き当て項目は設定できません。そのまま手順7.に進んでください。
キャンセルする場合は、[閉じる]ボタンをクリックしてください。
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[登録]ボタンをクリックする。
[引き当て条件保存]ダイアログが表示されます。
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任意の名称を指定して、[決定]ボタンをクリックする。
指定した名称で、インポートの条件が保存されます。
「資産種別」で「機器に関する情報」を選択した場合の、インポートの条件を作成する画面を次の図に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) 資産種別の選択
「資産種別」で選択できる種類を次に示します。各資産種別でインポートの対象となる項目については、マニュアル「設計・構築ガイド」の「14.4 業務メニューからのインポートおよびエクスポートの対象となる項目」を参照してください。
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機器に関する情報
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インストールソフトウェア情報
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インストールソフトウェアリスト
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ソフトウェア情報
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ソフトウェアリスト
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組織管理情報
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ユーザ管理情報
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設置場所情報
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保守契約情報
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レンタル契約情報
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リース契約情報
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ボリューム契約
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IPグループ情報
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機器カタログ
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問題点管理
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ライセンス割り当て
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パッチ情報
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ウィルス定義情報
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関連資産情報
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分掌情報
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分掌割り当て
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カスタマイズ(ユーザレポート)※
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カスタマイズ(書式)※
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カスタマイズ(ITDM2管理情報取得)※
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カスタマイズ(インポート/エクスポート定義)※
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カスタマイズ(案件定義)※
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カスタマイズ(契約履歴)※
- 注※
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カスタマイズの情報は、条件の内容を指定できません。主に、バックアップ目的などで資産情報のエクスポート画面からエクスポートしたCSVファイルを、復元する場合に使用してください。
エクスポートしたカスタマイズ情報のバージョンは、CSVファイルの1行目を見て確認してください。
- 注意事項
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業務メニュー「管理項目編集」で管理項目の名称を変更した場合、サンプルで提供されている条件が使用できなくなります。そのため、インポートの条件を新規に作成してください。
(2) 処理方式の選択
インポートの処理方式は、「追加」、「更新」、「追加更新」および「削除」の中から選択します。それぞれの処理方式について説明します。
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「追加」
CSVファイルの情報が新規に登録されます。資産管理データベースに登録されている情報の中に、すでにCSVファイルの情報とキーが重複する情報があった場合は登録されません。
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「更新」
資産管理データベースに登録されている情報から、CSVファイルの情報と一致する情報を検索して、一致する情報があった場合に更新されます。ただし、資産種別が「関連資産情報」の場合は選択できません。
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「追加更新」
資産管理データベースに登録されている情報から、CSVファイルの情報と一致する情報を検索して、一致する情報があった場合は更新され、一致する情報がなかった場合は新規の資産として登録されます。ただし、資産種別が「関連資産情報」、「分掌情報」および「分掌割り当て」の場合は選択できません。
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「削除」
資産管理データベースに登録されている情報から、CSVファイルの情報と一致する情報を検索して、一致する情報があった場合に削除されます。ただし、次の情報のうち、ほかの情報で使用されている内容は削除されません。
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インストールソフトウェアリスト
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ソフトウェアリスト
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組織管理情報
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ユーザ管理情報
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設置場所情報
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(3) 引き当て項目の設定
「管理項目」の列に、インポートの対象となっている項目が表示されます。[参照]ボタンをクリックすると表示される[引き当て設定]ダイアログで、更新したい管理項目の更新内容を設定します。
なお、[デフォルト]ボタンをクリックすると、管理項目と同じ項目名のCSVファイルの情報が自動的に引き当てられます。エクスポートしたCSVファイルをそのままインポートする場合は、引き当て項目を設定する必要がないので便利です。サンプルで提供されている条件は、[デフォルト]ボタンで設定した内容と同じです。
また、「引き当て項目」の設定内容をすべて解除するには、[クリア]ボタンをクリックしてください。
[引き当て設定]ダイアログでの各項目の設定方法を次に示します。
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「設定しない」
インポートで更新しない場合に選択します。設定が必要な項目以外は、デフォルトではこの項目が選択されています。
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「CSV項目」
CSVファイルの値を引き当てる場合に選択します。入力領域に、引き当てる項目のタイトルを指定してください。
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「デフォルト値」
チェックボックスをチェックして、デフォルト値を指定します。コードの場合は、プルダウンからデフォルト値を選択します。CSVファイルの該当する項目に値が設定されていない場合は、デフォルト値が設定されます。そのため、項目名に「★」の付いたコードの管理項目に「CSV項目」を設定するときは、必ずデフォルト値も設定してください。
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「固定値」
CSVファイルの内容に関係なく、固定値で更新する場合に選択します。入力領域またはプルダウンに、固定値を指定してください。
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「データの種類を選択してください。」
引き当てるCSVファイルの値が、コードで記述されているか、表示名で記述されているかに合わせて指定します。
- 注意事項
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引き当て項目を設定するときの注意事項を次に示します。
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処理方式を「追加」または「追加更新」に選択した場合、「ユーザID」および「部署ID」以外のキーとなるIDは、引き当て項目の値の設定に関係なく、自動採番した値で追加されます。
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「管理項目」には、業務メニュー「管理項目編集」で表示の設定になっている項目が表示されます。ただし、例外で「管理項目編集」には表示されない「管理項目」の項目があります。該当する項目は、GroupInfo(部署情報)のUpperLinkID(上位部署ID)、LocationInfo(設置場所情報)のUpperLinkID(上位設置場所ID)、およびMachineCatalog(機器カタログ)のCatalogID(カタログID)です。
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