9.5.3 検索条件を定義する
検索条件は、「画面」タブの各項目で定義します。
「画面」タブを次の図に示します。
-
「条件欄表示」
検索条件を操作画面に表示するかどうかを設定します。チェックボックスにチェックすると、操作画面で検索条件を指定できるようになります。
また、チェックボックスにチェックすると、「値」の指定欄が非活性になります。
-
「カラム」
検索したい情報を指定します。プルダウンには、「クラス名.プロパティ名」で表示されます。
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「条件式」
「カラム」に指定したプロパティと「値」の関係を、次の表に示す条件式の中から指定します。
条件式の一覧を次の表に示します。
表9‒1 条件式の一覧 条件式
「カラム」に指定したプロパティのデータ型の種類
ユーザレポートで表示される文字列またはプルダウンメニュー一覧
=
−
「と等しい」
!=
−
「と等しくない」
<
−
「より小さい」
<=
−
「以下」
>
−
「より大きい」
>=
−
「以上」
LIKE
−
「を含む」
NOT_LIKE
−
「を含まない」
OPTIONS
日付
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「以前」
-
「以降」
数値
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「以下」
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「以上」
文字列
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「完全一致」
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「部分一致」
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「前方一致」
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「後方一致」
部署または設置場所を検索条件に指定する場合は、常に前方一致で検索されます。
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-
「値」
「カラム」で指定した情報に対して、値が決まっている場合に指定します。
「条件欄表示」のチェックボックスにチェックして、操作画面で指定する場合は、この指定欄は非活性になります。
コードで定義されているプロパティの値は、コードで指定してください。
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「条件」
複数の検索項目を設定する場合に、各検索項目をつなぐ条件を「AND」または「OR」から指定します。
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括弧
複数の検索項目を括弧で囲む場合に指定します。ただし、二重括弧は指定できません。
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[追加]ボタン
クリックすると、検索項目の指定欄を追加できます。
- 引数に使用する変数名の定義
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作成したユーザレポートと同じ検索をコマンドラインから実行する場合は、操作画面上で指定する条件を、引数として指定します。その際、各検索条件を変数名で表します。
「コマンド引数」タブでは、引数を指定するときに使用する変数名をわかりやすい名称に変更できます。
「コマンド引数」タブを次の図に示します。
図9‒26 検索条件の定義項目(「コマンド引数」タブ) 「画面」タブで定義した検索条件のうち、「条件欄表示」のチェックボックスにチェックされた条件に対応する変数名を定義します。デフォルトでは、「Variantn」(nは1から順番に採番されます)が設定されています。
変数名に指定できるのは、1〜32バイトの半角英数字で、大文字と小文字は区別されます。なお、同じ変数名は複数指定できません。
「画面」タブの「条件式」に「OPTIONS」を指定した場合、「コマンド引数」タブの「条件式」には「=」が表示されます。