6.1.1 JP1/IM - Managerでの自動アクションの設定
ここでは、Asset Consoleが発行したJP1イベントを、JP1/IM - Managerで自動取得するための設定、およびAsset Consoleでの障害の対処完了を、JP1/IM - Managerに通知するための設定について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) JP1イベントの自動取得の設定
ここではJP1/IM側に表示される情報のうち、「緊急」と「警告」だけをAsset Consoleに通知する場合の指定例を示します。
JP1/IM - Managerの[アクション詳細設定]画面で指定する値を次に示します。
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「パラメーターグループ」の設定は変更しない。
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「アクション名」に任意の名称を指定する。
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「コメント」は必要に応じて指定する。
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「アクション条件」タブ(実行条件)
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「イベントID」に「すべて」を選択する。
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「イベント条件」で、[追加]ボタンをクリックして「重大度」を選択し、「直接指定」の「緊急」および「警告」のチェックボックスをチェックして[適用]ボタンをクリックする。
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「アクション条件」タブ(実行内容)
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「実行ユーザー名」にアクションを実行するユーザ名を指定する。
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「実行ホスト名」にアクションを実行するホスト名を指定する。
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「アクション」に「jamTakeIMEvent.bat "$EVDATE" "$EVTIME" "$EVUSR" "$EVHOST" "$EVIPADDR" "$EVSEQNO" "$EVMSG" "$EVSEV" "$ACTHOST" "$EV"OBJECT_TYPE"" "$EV"SNMP_SOURCE""」を指定する。
ファイル名は、パスで指定しないでください。
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「環境変数ファイル」を空白にする。
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「実行監視」タブ
必要に応じて指定してください。
(2) 障害の対処完了通知の設定
Asset Consoleで対策を登録する際に、障害の対処が完了したことをJP1/IM - Managerに通知するには、JP1/IM - Managerのjcochstatコマンドを自動アクションに設定します。
JP1/IM - Managerの[アクション詳細設定]画面で指定する値を次に示します。
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「パラメーターグループ」に、(1)での設定とは異なるパラメーターグループを指定する。
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「アクション名」に任意の名称を指定する。
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「コメント」は必要に応じて指定する。
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「アクション条件」タブ(実行条件)
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「イベントID」に「指定」を選択して、「00005581」を指定する。
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「イベント条件」に何も指定しない。
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「アクション条件」タブ(実行内容)
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「実行ユーザー名」にアクションを実行するユーザ名を指定する。
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「実行ホスト名」にアクションを実行するホスト名を指定する。
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「アクション」にjcochstatコマンドのフルパスと、「-n "$EV"EVENT_SEQNO"" -k PROCESSED」を指定する。
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「環境変数ファイル」を空白にする。
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「実行監視」タブ
必要に応じて指定してください。
Asset Consoleで更新したJP1イベントまたはSNMPトラップの対処状況を反映するには、JP1/IM - Managerの[システム環境設定]画面の「通信」タブで、「jcochstatコマンド」の「対処状況の変更を許可」のチェックボックスをチェックします。