2.1.2 ソフトウェアを管理する
Asset Consoleでは、機器にインストールされているソフトウェアと保有しているライセンスを管理できます。ここでは、管理できるソフトウェアの種別とソフトウェアに関する情報について説明します。機器にインストールされているソフトウェアの情報は、ライセンスの利用数を確認するだけでなく、ウィルス対策の徹底、不正利用の防止など、さまざまな業務に利用できます。また、ライセンス区分に合わせて割り当て先を管理することもできます。そのため、どこまで管理するかを検討して、必要な情報を決定してください。
機器にインストールされているソフトウェアの情報を、ソフトウェア利用管理で利用する場合を例に、ソフトウェアの情報をさまざまな業務で利用する概念を次の図に示します。
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- 〈この項の構成〉
(1) ソフトウェアの種別
ソフトウェアの種別は、商用、シェアウェア、フリーウェアの三つの種別に分類できます。また、不要な種別を管理対象から削除したり、必要な種別を追加したりもできます。デフォルトの種別を変更する方法については、マニュアル「運用ガイド」の「4.8 種別や状態を追加および変更する(コード管理)」を参照してください。
(2) 管理する情報
ソフトウェアに関する情報には、大きく分けて購入したライセンスに関する情報、機器にインストールされているソフトウェアに関する情報の二つがあります。この二つを組み合わせてライセンスの保有数と利用数を比較したり、不正インストールを検出したりできます。管理できるソフトウェアに関する情報を次に示します。
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ライセンスに関する情報
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ライセンス保有数
ソフトウェアのライセンス数を管理できます。
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ライセンス情報
ライセンス区分(マシン許諾、ユーザ許諾)、ダウングレードの可否、アップグレード保証の有無など、詳細なオプションの情報まで一括して管理できます。
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ライセンスキーと割り当て先
ライセンスキーとライセンスの割り当て先を対応づけて、どのライセンスをどの機器(または利用者)が使用しているかを管理できます。
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機器にインストールされているソフトウェアに関する情報
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ライセンス利用数
機器にインストールされているソフトウェアの名称、バージョン、ファイル名などを管理できます。
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パッチ情報
JP1/IT Desktop Management 2 - Managerのシステム情報を取得して、機器にインストールされているパッチの情報を管理できます。この情報を基に、最新のパッチが適用されているかを確認できます。
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ウィルス定義情報
JP1/IT Desktop Management 2 - Managerのウィルス対策製品情報を取得して、機器にインストールされているウィルス定義ファイルの情報を管理できます。この情報を基に、最新のウィルス定義ファイルがインストールされているかを確認できます。
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