2.5 資産情報の状態、管理項目および操作画面を追加する
Asset Consoleで提供している操作画面に加えて、機器や契約の状態を詳細に管理したい、管理項目を追加したいなど、独自の業務に合わせてシステム環境を変更したい場合があります。そのような場合は、操作画面から簡単に状態や管理項目を追加できます。
また、追加した状態や管理項目をキーに、資産を検索するための操作画面を作成して、Asset Consoleから実行できる資産管理業務を追加することもできます。
例えば、導入した時期で機器をグループとして、グループ別に機器の配布状況を管理する業務を追加できます。このような運用をするには、次の準備作業が必要です。
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配布されていない機器であることを示す「配布待」という状態を追加する。
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同時期に導入した機器を一つのグループとして管理するため、管理項目に「グループ」を追加する。
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導入後に配布されていない機器をグループ単位で検索する操作画面を追加する。
これらの作業は、業務カテゴリ「システム管理」および「システム定義」以下の業務メニューを選択すると表示される操作画面から簡単に実施できます。
準備作業を実施し、配布状況を確認する業務を実行する作業の流れを次に示します。
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コード管理画面で状態を追加する。
導入後、部署に配布されていない機器であることを示す「配布待」という状態を追加します。
状態は、コードに対応づけられて資産管理データベースで管理されています。そのため、機器の状態に「配布待」を追加するには、「機器状態」に対応するコードを追加します。
コード管理画面での操作方法については、マニュアル「運用ガイド」の「4.8 種別や状態を追加および変更する(コード管理)」を参照してください。
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管理項目編集画面で管理項目を追加する。
同時期に導入した機器をグループ単位で管理するため、「資産情報」の管理項目に、「グループ」を追加します。
追加した管理項目は、資産管理システム全体に共通して反映されます。
管理項目編集画面での操作方法については、マニュアル「設計・構築ガイド」の「9.2 管理項目の変更(管理項目編集)」を参照してください。
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ユーザレポート作成画面で操作画面を追加する。
同時期に導入したグループ別に、配布漏れの機器があるかどうかを確認する操作画面を追加します。操作画面では、「グループ」を条件に検索して、状態が「配布待」の機器だけを検索結果一覧に表示させるようにします。
追加した操作画面は、業務メニューに追加されたメニューから表示できます。また、利用可能業務割り当て画面から、操作画面の表示・非表示を変更することもできます。
ユーザレポート作成画面での操作方法については、マニュアル「設計・構築ガイド」の「9.5 定型業務に合わせた操作画面の追加(ユーザレポート作成)」を、利用可能業務割り当て画面での操作方法については、マニュアル「設計・構築ガイド」の「9.4 実行できる業務の変更(利用可能業務割り当て)」を参照してください。
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新規機器登録画面で機器を登録する。
新規に導入した機器を登録します。機器を登録する際に、「機器状態」に「配布待」を指定します。また、同時期に導入した機器を一つのグループとして管理するため、「グループ」に同一の番号を登録します。機器を導入した日付を番号に含めることで番号をユニークにすると、グループで機器を管理しやすくなります。
新規機器登録画面での操作方法については、マニュアル「運用ガイド」の「2.1.4 機器情報を登録する(新規機器登録)」を参照してください。
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新規に導入した機器を各部署に配布する。
システム管理者は、機器を配布したら、配布された機器の状態を一括変更画面で「配布待」から「運用」に変更します。
一括変更画面での操作方法については、マニュアル「運用ガイド」の「2.1.5 機器の管理情報を変更する(一括変更)」を参照してください。
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追加した操作画面で配布されていない機器を検索する。
検索条件に「グループ」を指定して検索すると、指定したグループ内で配布されていない機器を一覧に表示できます。配布漏れの機器は、この一覧を基に配布できます。