1.3.1 JP1製品との連携
Asset Consoleは、JP1/IT Desktop Management 2 - Manager、JP1/IM - Manager、JP1/IM - Service SupportなどのJP1製品と連携して、統合的に資産管理システムを運用できます。
例えば、連携する製品のデータベースの情報をAsset Consoleの資産管理データベースに取り込んで利用したり、Asset Consoleの操作画面から、連携する製品の情報を参照したりできるため、効率良く資産管理業務を実行できます。
JP1製品と連携して統合的に資産管理システムを運用する概念を次の図に示します。
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JP1製品の情報を資産管理データベースに登録して利用する
Asset Consoleでは、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerと連携して、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerで収集したCPU情報、OS種別、インストールされているソフトウェアなどの管理情報を一括して資産管理データベースに登録できます。
さまざまな情報を登録し、それらを常に最新の状態に維持するためには、膨大な時間と手間が掛かります。Asset Consoleを使用した資産管理システムでは、JP1/IT Desktop Management 2 - ManagerからWindowsのタスクスケジューラに登録されるタスクで定期的に管理情報を取得して、登録および更新を実行できます。そのため、大規模なシステムにも簡単に導入できます。
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JP1製品とシステム上の問題点を共有する
JP1/IMでネットワーク、サーバ、アプリケーションなどを一元管理して、システム内で発生した事象を集中監視している場合、システムで発生した事象の情報を共有して、Asset Consoleの操作画面からも問題点とその対処状況を確認できます。対策を実施したものについては、対策内容を登録して、対処が完了したことをJP1/IMに通知することもできます。また、JP1/IM - Managerの[イベントコンソール]画面から、Asset Consoleから発行したJP1イベントを参照できます。
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Asset Consoleで一元管理する資産情報を活用する
JP1/IM - Service Supportでは、サービスサポートの案件を管理する際に、Asset Consoleの機器の情報を参照できます。