7.4 中継システムをリプレースする手順
中継システムのリプレースとは、現在中継システムがインストールされているコンピュータの中継システムとしての機能を、別のコンピュータに移し替えることです。
中継システムをリプレースするには、リプレース前のコンピュータの情報をバックアップし、リプレース後のコンピュータにリストアする必要があります。
リプレース前のコンピュータの情報をバックアップするには:
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リプレース前の中継システムを導入済みのコンピュータで中継システムのサービスを停止します。
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リプレース前の中継システムで、次のレジストリをバックアップします。
- OSが32ビット版の場合
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HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥HITACHI¥JP1/IT Desktop Management - Agent¥DMP
- OSが64ビット版の場合
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HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Wow6432Node¥Hitachi¥JP1/IT Desktop Management - Agent¥DMP
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次のファイルをバックアップします。
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中継システムのインストール先フォルダ¥MASTER¥DB下のファイル
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中継システムのインストール先フォルダ¥SCHEDULE下のファイル
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中継システムのインストール先フォルダ¥SERVER下のファイル
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中継システムのインストール先フォルダ¥SITESRV下のファイル
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中継システムのインストール先フォルダ¥DMPSITE¥¥COLLECTION下のファイル
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Windowsインストール先フォルダ¥jdnagent.nid
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リプレース前の中継システムのサービスを開始します。
リプレース前の中継システムの情報がバックアップされます。
リプレース後のコンピュータにバックアップ情報をリストアするには:
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リプレース後のコンピュータに中継システムをインストールします。
インストールが完了すると、セットアップ画面が表示されます。
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セットアップ画面の[キャンセル]ボタンをクリックします。
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リプレース後の中継システムでサービスを停止します。
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リプレース後の中継システムにバックアップした情報をリストアします。
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次のように入力したインベントリ設定ファイル(jdng_inventory.conf)をテキストエディタで作成し、エージェントのインストール先フォルダ¥confに格納します。
[NodeID]
ReproductionLimit=0
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リプレース後の中継システムをセットアップします。
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リプレース後の中継システムでサービスを開始します。
中継システムのリプレースが完了します。
- 注意事項
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リプレース前の中継システムを上位システムとして設定しているエージェントは、エージェント設定の[基本設定]で、上位システムをリプレース後の中継システムに変更する必要があります。
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