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JP1 Version 10 JP1/IT Desktop Management 2 構築ガイド


7.4 中継システムをリプレースする手順

中継システムのリプレースとは、現在中継システムがインストールされているコンピュータの中継システムとしての機能を、別のコンピュータに移し替えることです。

中継システムをリプレースするには、リプレース前のコンピュータの情報をバックアップし、リプレース後のコンピュータにリストアする必要があります。

リプレース前のコンピュータの情報をバックアップするには:

  1. リプレース前の中継システムを導入済みのコンピュータで中継システムのサービスを停止します。

  2. リプレース前の中継システムで、次のレジストリをバックアップします。

    OSが32ビット版の場合

    HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥HITACHI¥JP1/IT Desktop Management - Agent¥DMP

    OSが64ビット版の場合

    HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Wow6432Node¥Hitachi¥JP1/IT Desktop Management - Agent¥DMP

  3. 次のファイルをバックアップします。

    • 中継システムのインストール先フォルダ¥MASTER¥DB下のファイル

    • 中継システムのインストール先フォルダ¥SCHEDULE下のファイル

    • 中継システムのインストール先フォルダ¥SERVER下のファイル

    • 中継システムのインストール先フォルダ¥SITESRV下のファイル

    • 中継システムのインストール先フォルダ¥DMPSITE¥¥COLLECTION下のファイル

    • Windowsインストール先フォルダ¥jdnagent.nid

  4. リプレース前の中継システムのサービスを開始します。

リプレース前の中継システムの情報がバックアップされます。

リプレース後のコンピュータにバックアップ情報をリストアするには:

  1. リプレース後のコンピュータに中継システムをインストールします。

    インストールが完了すると、セットアップ画面が表示されます。

  2. セットアップ画面の[キャンセル]ボタンをクリックします。

  3. リプレース後の中継システムでサービスを停止します。

  4. リプレース後の中継システムにバックアップした情報をリストアします。

  5. 次のように入力したインベントリ設定ファイル(jdng_inventory.conf)をテキストエディタで作成し、エージェントのインストール先フォルダ¥confに格納します。

    [NodeID]

    ReproductionLimit=0

  6. リプレース後の中継システムをセットアップします。

  7. リプレース後の中継システムでサービスを開始します。

中継システムのリプレースが完了します。

注意事項

リプレース前の中継システムを上位システムとして設定しているエージェントは、エージェント設定の[基本設定]で、上位システムをリプレース後の中継システムに変更する必要があります。

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