環境変数定義ファイル(SnmpNaa)
形式
SNMP_NAA_OPTIONS="[-aperror] [-apwarn] [-port ポート番号] [-readcomm コミュニティ名] [-writecomm コミュニティ名] [-timeout タイムアウト時間] [-apverbose] [-hexdump] [-vbdump] [-v1 | -v2c]" SR_SNMP_TEST_PORT=SNMP受信ポート番号
説明
環境変数定義ファイル(SnmpNaa)には,次の環境変数を定義します。
環境変数名 |
説明 |
---|---|
SNMP_NAA_OPTIONS |
naaagtプロセスの起動オプションを設定する環境変数 |
SR_SNMP_TEST_PORT |
マスターエージェントのSNMP受信ポートを設定する環境変数 |
格納場所
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Solarisの場合:/etc/rc.config.d/SnmpNaa
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AIXの場合:/usr/CM2/ESA/opt/SnmpNaa
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Linuxの場合:/opt/CM2/ESA/opt/SnmpNaa
記述内容
- SNMP_NAA_OPTIONS
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naaagtプロセスの起動オプションを設定する環境変数を定義します。
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-aperror:エラーログを出力します。
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-apwarn:エラーおよび警告ログを出力します。
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-port ポート番号:ネイティブエージェントと接続するためのUDPポート番号を変更します。指定するポート番号は宛先ポート番号です。省略すると8161が仮定されます。
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-readcomm コミュニティ名:naaagtプロセスがネイティブエージェントに対してGETリクエストを送信するときに使用するコミュニティ名を変更します。省略するとpublicが仮定されます。
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-writecomm コミュニティ名:naaagtプロセスがネイティブエージェントに対してSETリクエストを送信するときに使用するコミュニティ名を変更します。省略するとpublicが仮定されます。
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-timeout タイムアウト時間:naaagtプロセスがネイティブエージェントからのGETレスポンスを待つタイムアウト時間を変更します。タイムアウト時間は秒単位で指定します。省略すると4秒が仮定されます。
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-apverbose:冗長ログを出力します。
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-hexdump:naaagtプロセスが送受信するSNMPパケットの内容を16進数ダンプで標準出力に表示します。
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-vbdump:naaagtプロセスが送受信するSNMPパケットのVarBindリストの内容を標準出力に表示します。
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-v1:naaagtプロセスがネイティブエージェントに対してSNMPリクエストを送信する場合,SNMPv1プロトコルを使用します。v1および-v2cともに指定されていない場合もSNMPv1プロトコルを使用します。
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-v2c:naaagtプロセスがネイティブエージェントに対してSNMPリクエストを送信する場合,SNMPv2cプロトコルを使用します。
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- SR_SNMP_TEST_PORT
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マスターエージェントのSNMP受信ポートを設定します。通常は環境変数定義ファイルSnmpMasterで設定するため,このファイルでの設定は不要です。
SNMP受信ポートの変更手順の詳細については,「3.4.1 SNMPエージェントのSNMP受信ポートの変更方法」を参照してください。
定義例
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SNMP_NAA_OPTIONS環境変数で-v2cオプションを指定します。
(初期値)
SNMP_NAA_OPTIONS="-aperror -apwarn -apverbose -hexdump -vbdump" export SNMP_NAA_OPTIONS
(-v2cオプションを指定)
SNMP_NAA_OPTIONS="-v2c -aperror -apwarn -apverbose -hexdump -vbdump" export SNMP_NAA_OPTIONS
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SNMPエージェントのネイティブエージェントアダプターのSNMPリクエスト送信ポートに「161」を指定します。
SNMP_NAA_OPTIONS="-port 161 -aperror -apwarn -apverbose -hexdump -vbdump" export SNMP_NAA_OPTIONS